オホーツクだより

網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」オーナーブログ

スプリングエフェメラル

2014/04/23 20:06
 
この時期は冬鳥が去って行ったり夏鳥が飛来したり、花が咲き出したりと日々の変化に富み、自然観察が楽しい時期でもあります。今日も午後に濤沸湖畔を歩いてみました。

エゾエンゴサク、アズマイチゲは一日ごとに花の数が増えています。
140423-001.jpg

140423-004.jpg

140423-006.jpg


フクジュソウはここも今がピークです。
140423-012.jpg


今月になってこのブログで連日ご紹介しているフクジュソウ、エゾエンゴサク、アズマイチゲ、キバナノアマナなどの花は「スプリングエフェメラル」とも呼ばれます。これは直訳すると「春の儚いもの」ということになりますが、これを「春の妖精」と言い換えたりします。
確かに見た感じが弱々しく清楚な感じが妖精の様でもありますね。
でもこれらの花達も野で逞しく生き、子孫を残すための戦略があります。

雪が融けたばかりの早春、他の草花が出て来る前に急いで花を咲かせ、ちょうどこの頃目覚めるハナアブやマルハナバチの仲間に訪花してもらい受粉、実を付けます。そして他の草花が本格的に成長、開花を始める初夏の頃にはもう葉も枯れて地上からは消滅し、地面の下で球根や地下茎の形で次の春まで過ごすのです。ですから私達がこれらの花の存在を見ることができるのは1年のうちで大体2ヶ月も無いです。これが「スプリングエフェメラル」と呼ばれる花達の特徴です。



流氷ですが、今日も知床方面に見られました。写真は釧網線の列車に合わせて15時46分にわしのとまり木から撮影しました。
140423-071.jpg
 

  HOME  

プロフィール

金指 功(かなざし いさお)

  • Author:金指 功(かなざし いさお)
  • 2004年に埼玉県からウトロのホテル勤務を経て網走に移住。
    2007年2月から網走自然ガイド「オホーツク遊楽倶楽部」として網走の自然の魅力を伝えてきました。
    そして2013年、オホーツク遊楽倶楽部は網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」に生まれ変わり、新たな出発をしました。

最近の記事

リンク

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

FC2Ad