ウチダザリガニ調査
2013/07/03 21:29
この数年、夏季にこのブログで時々お伝えしていますが、今日は特定外来生物に指定されているウチダザリガニの調査に参加。
今日の調査は美幌博物館と東京農大との共同調査で、毎年集中的に防除調査している美幌町郊外のポイントを更に区切り、30mほどの短い区間で行われました。
その決められた区間に私も含め農大の学生さんなど決められた7人の捕獲者が入り、10分間捕獲したら各自それを測定者に渡し、測定者は各捕獲者が捕ったウチダザリガニの数や雌雄、体長などを記録していきます。捕獲者は更に10分間捕獲してまた測定者に渡す。これを3回続けたら10分間休憩、そしてまた10分間の捕獲を3回続けて10分休憩。
これを4クール、10分間の捕獲を合計12回繰り返したことになります。
今日の捕獲数の合計は177匹となりました。
このような方法で調査したのは、これで大体の推定生息数が算出出来るのだそうです。
現地に着いて作業前に農大の先生からは「最初から最後までそれぞれの人なりに一定のテンションを保って下さい」との指示がありました。そして最後のクールに入る時には「最後だからと、頑張らないで下さい」とのこと。
これは捕獲数に個人差があるのは当然ですが、最初に頑張ってしまってその後段々テンションが下がるなど、一人の捕獲者の中でムラがあるのは算出する上で望ましくないそうです。
そのような先生のお話を受け、私もマイペースを心掛けながらの作業。
最後の10分はゼロでしたが、その前までは結果的に10分で5~7匹くらいというペースが続き、先生や博物館の学芸員さんに褒められちゃいました(笑)
今日の調査はNHKや道新などが取材に来られ、NHKでは今晩20:45からの道内ニュースで放送されました。
写真は作業終了後の様子です。