オホーツクだより

網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」オーナーブログ

美幌博物館の企画展

2012/03/25 20:13
 
今日は日頃お世話になっている美幌博物館の自然講座。
今年度の最後ということで、学芸員さん、そして私達学芸協力員が参加者の前でそれぞれのテーマでお話しをしました。
私は「網走の自然」ということでこの網走の自然と接しながらこの1年間印象に残ったり感じた事をパワーポイントで昨年春から今年の冬までの写真を見ていただきながらお話しさせていただきました。
私にとってこの1年特に印象に残ったのは特定外来生物に指定されているセイヨウオオマルハナバチが増加する速さでした。きちんとした調査ではありませんが、春から夏にかけてマルハナバチを見たらセイヨウか、エゾオオマルハナバチなどの在来種かどうかを注意して見ています。
特に自宅がある北浜から小清水原生花園にかけては一昨年まではセイヨウが増えつつも、在来種もそれなりに居たのですが、昨年は全てと言っていいくらいセイヨウばかりでした。ではエゾオオマルハナバチなどの在来種はといえば濤沸湖の南側(内陸側)で見ることが出来ました。
海岸沿いから内陸側へ追い払われたような感じです。マルハナバチについては人を刺すようなことはことはほとんどありませんし、今年も注意深く観察してみようと思っています。



美幌博物館では今日から企画展「テーブルの上のホネ展~ようこそホネホネ食堂へ~」が始まりました。
私達が普段食べている魚などの骨をテーマに骨について楽しく学べる企画展です。
2階の特別展示室で開催されていますが、先ず入った所では食卓に並ぶサンマやホッケ、サケなど他、ニワトリなど、普段私達が食べている生物を中心に骨格標本などが展示されています。
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そして今回の展示で注目していただきたいのは、普通はまず食べることはありませんが、日本最大の淡水魚であり幻の魚と言われ、絶滅危惧種のイトウの全身骨格標本です。
1982年に弟子屈町で捕獲され、その後長い間冷凍保存されていた全長90センチのイトウを今回魚類専門の学芸員さんが自ら肉を取り除き、製作した骨格標本ですが、イトウの骨格標本を一般向けに公開展示するのは少なくとも日本では初めて、ここでしか見られないそうです。
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仕切られた奥の部屋は今度は照明が落とされた中で食用ではありませんが、地元で見られる様々な哺乳類、鳥類の骨格が展示されています。正面にどんと構える大きな骨格はエゾシカのオスとメスです。
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一般の方に分かりやすいように剥製と骨格を一緒に展示。これはキタキツネです。
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これは手前がオオワシ、その後ろがオオハクチョウ。その奥にオオハクチョウとオオワシの剥製が置かれています。
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他にもエゾクロテンやエゾモモンガなど、様々な骨格標本がありますのでぜひ見て頂きたいと思います。
この企画展は5月27日まで開催されています。



話題変わり、流氷です。
この数日沖合い遠くに離れていましたが、昨日からの北風で戻って来ました。
今朝7時過ぎの北浜です。
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そしてあちこち寄り道しながら美幌から帰宅した16時頃には接岸していました。
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今年はいつまで見られるかな~。


 

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プロフィール

金指 功(かなざし いさお)

  • Author:金指 功(かなざし いさお)
  • 2004年に埼玉県からウトロのホテル勤務を経て網走に移住。
    2007年2月から網走自然ガイド「オホーツク遊楽倶楽部」として網走の自然の魅力を伝えてきました。
    そして2013年、オホーツク遊楽倶楽部は網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」に生まれ変わり、新たな出発をしました。

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