オホーツクだより

網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」オーナーブログ

釧網本線

2011/02/24 23:55
 
今日24日の網走の最高気温はなんと+9度まで上がりました。
雪融けも一気に進み、もうそこらじゅうびしょびしょ。

昨夜からの強い南風で流氷は更に遠ざかったようで、網走周辺は大海原が広がる中に小さな流氷片がプカプカ浮いてる程度です。
これで今年の流氷が完全に終わりとは思いませんが、今回はそう簡単には戻らないかもしれません。



私の地元北浜を通るJR釧網本線、網走と釧路(路線として正確には東釧路)約170キロを結ぶローカル線です。
全線乗り通すと3時間から3時間20分くらいの旅になります。
乗客数は減り続けており、沿線住民として今後の行方が心配ですが、これまでもこのブログで「流氷ノロッコ号」など、ご紹介してきたとおり、列車に乗りながら流氷や知床連山が見られ、原生花園や釧路湿原など四季それぞれの素晴らしい景観の中を走るとっても素敵な路線です。
例えば冬に全線乗り通すとオジロワシ・オオワシ・エゾシカ・キタキツネ・タンチョウといった動物たちが列車から見られることも多く、まさに北海道の魅力の全てがこの1本のローカル線に凝縮されていると言ってもいいでしょう。
そして今年9月、釧網本線は全通80周年を迎えます。

過去に撮影した釧網線の写真を数枚。
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昨年このブログでもお伝えしましたが、昨年6月に鉄道に関心のある様々な職業の人達が集まり、鉄道を通して地域づくりに取り組もうと「MOTレール倶楽部」という会が発足しました。
地元の鉄道、石北本線、釧網本線は共に乗客の減少が続いており、重要な公共交通でもある地元の鉄道を沿線住民の人達に再認識してもらい、なんとか盛り上げようと、それぞれの本業の合間を縫って活動しています。

昨年9月に早くもその活動が一つの形になって実現しました。
自分たちが企画した列車「オホーツク食い倒れ号」を釧網線に走らせたのです。
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この時の様子は昨年9月17日のこのブログ「釧網線貸切列車大成功!」
http://kanazashi.blog2.fc2.com/blog-date-201009.htmlをご覧下さい。


そして昨日(23日)MOTレール倶楽部として5人で網走市の水谷洋一市長に面会してきました。
これは「みんなの市長室・みんなで考える網走」と題した市長の取り組みで、昨年の市長選挙の際、水谷氏が公約したものを実現したものです。
3人以上のグループで、先着順に1グループ20分市長とお話が出来るものです。
これにMOTレール倶楽部として応募したもので、メンバーの橋本事務局長が頑張り、1番目をゲット。
鉄道だけに限らず、バスも含めた公共交通の重要性と改善案をお話しし、石北線、釧網線の現状などについても意見を交わしました。
私より2歳上の若い市長さんで、20分という短い時間でしたが、和やかに懇談してきました。
写真左が水谷市長、右がMOTレール倶楽部橋本事務局長です。
110223市長面会



そしてその釧網線に3月20日、あの食い倒れ号が再び走ります!
昨年9月の「オホーツク食い倒れ号」運転の後、次の列車の企画が持ち上がり、今度は流氷シーズンにと言う話だったのですが、ご存知の通り、この時期は流氷ノロッコが1日2往復運転されます。
特に網走~斜里は途中上下の列車が交換できる駅は浜小清水だけということもあり、線路容量的にこれ以上更に別の列車を入れるのは無理ということで、ノロッコ運転終了後ということに。
列車名は「海明け食い倒れ号」で、前回は網走から川湯温泉まで往復しましたが、今回はちょっと足を伸ばし、摩周駅まで行きます。

列車は昨年と同じくバーベキュー車2両を気動車で挟んだものですが、前後の気動車のうち1両は昨年JR釧路支社が国鉄時代の朱色の塗装を復活させたキハ40が入ります。

また、今回は沿線自治体や国交省、JR,大学などで構成される「釧網本線利活用推進協議会」の補助事業として行われ、同日に釧網線で結ばれている釧路からも摩周駅に向けて団体臨時列車が走ります。
釧路からの列車は現在流氷ノロッコ号として運転されている車両で、列車名は「早春ノロッコ号」

摩周で「海明け食い倒れ号」と「早春ノロッコ号」の乗客達が顔を合わせ、駅近くの摩周湖ホールで全通80周年交流イベントを行います。

詳しくはこちらhttp://www.jrkushiro.jp/tabisite/senmou.htmlをご覧下さい。


今回の「海明け食い倒れ号」は網走駅旅行センター主催として行いますが、列車の企画内容は前回同様JR北海道さんのご理解とご協力を頂きながらMOTレール倶楽部で行っています。
また楽しい列車になりそうですよ。
 

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プロフィール

金指 功(かなざし いさお)

  • Author:金指 功(かなざし いさお)
  • 2004年に埼玉県からウトロのホテル勤務を経て網走に移住。
    2007年2月から網走自然ガイド「オホーツク遊楽倶楽部」として網走の自然の魅力を伝えてきました。
    そして2013年、オホーツク遊楽倶楽部は網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」に生まれ変わり、新たな出発をしました。

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