オホーツクだより

網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」オーナーブログ

ニホンザリガニと子供たち

2010/05/31 15:10
 
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3月28日から美幌博物館で開催されていた「ザリガニの暮らし」展は5月30日で終了。多くの方々に楽しく見ていただけたようです。
そして最後の週末となった29・30日は美幌博物館の自然講座「ニホンザリガニをさがそう」が開催され、美幌町の子供たちも参加しました。

29日は夕方から90分ほど博物館内で写真などの資料を使いながら博物館の学芸員さんが絶滅危惧種でもあるニホンザリガニの生態や体の仕組みなどのレクチャーを行い、翌30日は朝から実際にフィールドに出てニホンザリガニ探しです。

とても良い天気に恵まれ、バスから降りた子供たちは元気いっぱい!
改めて学芸員さんから話を聞いた後、湿地を流れる小さな沢に入ってザリガニ探し。
私達大人は泥に足を取られないように注意深く行動しますが、子供たちはそんなのお構いなし。
「いた~!」「見つけた~!」とあちこちから歓声が上がります。その姿は上から下まで泥だらけ。
泥だらけになってはしゃぐ子もいれば、誤ってイラクサに触れてしまい、泣き出す子も。
そこには本来の子供の姿がありました。
小さな子供も立派なニホンザリガニを捕まえ、得意気に見せてくれました。
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今の時期はザリガニも繁殖期。卵を持ったメスが何匹も見つかりました。
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皆が捕まえたニホンザリガニを集め、水を張った大きなトレイに入れて今度は本物のザリガニを見ながら学芸員さんの解説を興味深く聞く子供たち。
希少種でもあるニホンザリガニですから各自が持ち帰るわけにはいきません。
この後博物館の研究用のサンプルとする数匹を除いて全てこの沢に返し、自然講座は終了しました。
今回しみじみ思いましたが、やはり自然の中で元気いっぱいにはしゃぎまわる子供たちっていいですよね。
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お昼に自然講座終了の後、私達は午後から別の場所にニホンザリガニの調査に行きましたが、博物館に帰ると数人の職員さんが、駐車中の車の下の方を覗き込んでいました。車の故障かと思いながら近付くと、なんとタイヤでエゾハルゼミが羽化の真っ最中!
羽が乾いて飛べるようになるまではまだ何時間も掛かり、昆虫にとってはここで外敵に襲われたら逃げる事もできず、成す術がありません。セミに限らず、昆虫にとって羽化の数時間は最も危険な時でもあります。
しかしよりによってこんな所で羽化するとはびっくりです。
この車の職員さん、今日は帰れないな~(笑)
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この後もう少し羽が伸びたところで学芸員さんがこのエゾハルゼミを別の場所に移動、職員さんは無事帰宅できたとのことでした。
 

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プロフィール

金指 功(かなざし いさお)

  • Author:金指 功(かなざし いさお)
  • 2004年に埼玉県からウトロのホテル勤務を経て網走に移住。
    2007年2月から網走自然ガイド「オホーツク遊楽倶楽部」として網走の自然の魅力を伝えてきました。
    そして2013年、オホーツク遊楽倶楽部は網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」に生まれ変わり、新たな出発をしました。

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