オホーツクだより

網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」オーナーブログ

網走川魚類調査

2009/05/07 22:03
 
今日の網走は最低気温8.5度、最高気温は28.3度まで上がりました。いや~暑かった!
夕方のテレビニュースを見たら、紋別では30度まで上がったそうで、今日の全国の観測地点での最高気温が高い順の1~5位までが北海道オホーツク海側だったとのことでした。
ついこの前20センチも積もる雪が降ったばかりなのにね。
観光で来られた方はびっくりしたことと思いますが、オホーツク海側は気温が上がる時はかなり上がる事があります。

先日開花した桜も今日、気象台から網走での満開宣言が出ました。


そんな暑さの中、美幌博物館の魚類調査に行ってきました。
農作業が本格化するこの時期、川から農業用の灌漑用水に通水するため、取水口のそばにある水門を閉め、水位を上げます。
用水路の取水口は通常の川の水位よりも上にあり、秋から翌年の春までは水門を開けておき、川からは水が流れ込みません。そして農業で水を使用するこれからの季節は水門を閉めて水位が上がると川の水の一部が用水路に流れ込むのです。
そして取水に必要な水位に達すると、水は水門から溢れて下流に流れていきます。

水門が閉まって、その上流側が取水に必要な水位に達して水門から溢れるまでの間、水門の下流側は一時的に水が流れなくなり、川は浅い水溜りのような状態になりますので、そこに取り残された魚を調査するものです。
美幌博物館と網走にある東京農大で一緒に毎年行っている調査です。

今日は美幌町内を流れる網走川本流の2箇所で行いました。
先ずは上流側、水門を閉める前です。
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水門が徐々に閉まっていきます。ここの水門は開いてる時は下流に向けて川底にぺたんと倒れていて、閉める時は油圧で起き上がってくるタイプです。
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水門が完全に起き上がり、川を堰き止めました。私達も作業開始です。
ここは水門が小さいので堰き止めた水が溢れ出すまであまり時間がありません。
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水門の下流側はこんな状態になります。
090507-4.jpg

昨年、美幌博物館の調査で網走川水系に侵入しているのが初めて公式に確認された、特定外来生物に指定されているウチダザリガニがここにも居ました。
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他にはヤツメウナギ、フクドジョウ、ヤマメ、アメマス、そして赤い婚姻色が表れたウグイなど、通常網走川に生息している魚達でした。


次に少し離れた下流側に移動、ここの水門は大きく、上から降りてくるタイプです。
090507-7.jpg

水門が閉まりました。
090507-8.jpg

水門の下流側から見たところ。ここでも石をひっくり返したりしながらウチダザリガニに注意して探しましたが、ここではウチダザリガニは見つかりませんでした。
090507-9.jpg

水位が上がり、水門から溢れ出した様子です。
090507-10.jpg


捕獲した魚の測定、記録に没頭していて魚の写真撮るの忘れてしまいました。

暑い一日でしたが、爽やかで不快な暑さではありませんでした。でもだいぶ日焼けしたかな・・・。
 

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プロフィール

金指 功(かなざし いさお)

  • Author:金指 功(かなざし いさお)
  • 2004年に埼玉県からウトロのホテル勤務を経て網走に移住。
    2007年2月から網走自然ガイド「オホーツク遊楽倶楽部」として網走の自然の魅力を伝えてきました。
    そして2013年、オホーツク遊楽倶楽部は網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」に生まれ変わり、新たな出発をしました。

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