静かな網走湖で
2009/03/28 18:00


冬の間「あったか網走」や「ワカサギ釣り」で賑わった網走湖も22日にワカサギ釣りが終了し、すっかり静かになりました。雪解けも進み、網走湖の氷もどんどん融けています。
最初の写真は23日に撮った「あったか網走」の会場跡、春から秋にかけてはキャンプ場となります。
2枚目は26日に撮ったワカサギ釣り場だった所です。事務所も跡形も無く撤去され、氷上の人影も無くなりました。
そんな静かになった網走湖ですが、今でもアザラシやオジロワシを見ることができます。
今日の網走は一日中湿った雪が降り続く寒い一日となりましたが、そんな中、今日もまた1頭のアザラシが融けつつある氷の上で寝転がっていました。スコープで観察してると私に気付き、カメラ目線。

そしてアザラシから100m以上離れた所にオジロワシが1羽。

そのオジロワシが飛び立ち、氷上を低空飛行。

どこへ行くのかな~と思いながらその姿を追うとアザラシの方へどんどん近付いていきます。
そのままアザラシの真上を通過していくかと思ったらアザラシに向かって着陸態勢、あんな近くに降りるのかとびっくりしましたが、アザラシもオジロワシに気付いてびっくりして見上げていました。

いくらオジロワシとはいえアザラシの成獣を襲う事は無いと思いますが、アザラシも自分が襲われるとは思っていなかったものの、アザラシにしてみれば信じられないくらい近くに降りたので、少し遅れながらも慌てて逃げる体勢に。


すぐ近くの穴から大慌てで水しぶきを残し、水中に潜って行きました。
氷上に残されたオジロワシは面白く無さそうです。

この出来事、私の勝手な想像ですが、オジロワシはこのアザラシが死んでるか、弱ってると思ったのかもしれません。オジロワシは魚が主食ですが、アザラシやクジラ、鹿の死骸も好物で、カラスやトビと一緒にこれらの動物の死骸を食べてる姿を見ることがあります。
このオジロワシもそう思って様子を見ようとすぐ近くに降りたのかもしれません。
オジロワシにとってはあてが外れてちょっとがっかりといったところでしょうか。