4月23日 銀河線廃線 1
2006.04.24(Mon)

NHKの全国ニュースでも生中継されたりしたので皆さんご存知と思いますが、北海道ちほく高原鉄道株式会社ふるさと銀河線が4月20日の運行をもって廃線となりました。
廃止を前に先月乗ってきましたが、その時このブログにも書いた通り、僕が初めてこの路線に乗ったのは1985年3月、国鉄池北線という名称の頃でした。この時は初めての北海道旅行で、当時の「北海道ワイド周遊券」という切符で道内の様々な国鉄路線に乗りながら2週間旅をしました。
その時乗った池北線の印象は、さびれたローカル線にしては結構スピード出るんだなというもので、その後は先月まで乗る機会はありませんでしたが、この、「意外と速い」というイメージはずっと頭の中に残ってました。
そして最近知った事ですが、実際、この路線は勾配、カーブなど、比較的線形が良く、銀河線の存廃が問題になった時、JR石北線を走る特急オホーツクを、銀河線の線路を改良強化したうえ、高性能新型車で走らせれば、既に高速化していたJR根室線、石勝線と合せて札幌と北見、網走の所要時間短縮に効果があり、銀河線の存続にも繋がると検討された事もあったようです。
昨日(22日)、廃線後の銀河線に沿って北見から置戸まで車で走ってみました。
既に踏切の警報機や遮断機は撤去され、この写真のように線路に対して柵が立てられていました。レールはまだ光っていて今にも向こうから列車が走ってくるように感じました。
今回の銀河線の廃止は正直言って仕方の無い事と思います。鉄道が好きな方の僕でも普段は地元の釧網線や石北線に乗る事は殆ど無いですし。
ただ、鉄道は不思議な交通機関だなと思います。本来、単なる移動手段の1つであり、その意味では廃止になってもその代わりにバスがあるわけで、鉄道が無くなって人々がどこにも行けなくなるわけではありません。大都市圏と違って道路の渋滞は無いので、バスになって所要時間が大幅に長くなるわけでもありません。冬も主要道路は常に除雪されてます。実生活に大きな影響は無いはずなのに、沿線の人達には何故か大きな喪失感が残るんですね。
鉄道って何か人の心に自然と溶け込むような事が出来る交通機関なのでしょうか。普段は乗らなくても、身近な所に存在してるだけでなんとなく安心みたいな。
銀河線沿線の多くの人達も車で移動してると思います。それが廃止の原因のひとつでもあり、それでも困らないと思いますが、寂しさを感じてる人も多いでしょう。
現実に鉄道を維持するには巨額の費用がかかり、感情論で語るべきでは無いのは分かるんですけどね。でも鉄道は何か心に染み込んでくるものがあるんですよね。
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