オホーツクだより

網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」オーナーブログ

小さな捕食者

2016/01/12 21:59
 
今日の網走の最低気温は-12.3度、最高気温は-5.5度。日中も氷点下の真冬日が続いています。流氷はほぼ平年並みに南下中のようで、順調に行けばあと10日くらいのうちには紋別か網走かウトロか、そのあたりで沖に見えて来るかもしれません。

当宿の敷地の際にはライラックの木と笹薮があります。ウチでは今のところ野鳥の餌台は設置しておらず、餌を与えたりはしていませんが、この冬はこの木と笹薮の所が常時20~30羽くらいのスズメの溜まり場状態になっており、スズメ達も私を見慣れて「コイツは敵じゃない」と認識しているようで、近付いてもぴーちくぱーちく賑やかにお喋りを続けて逃げません。
猫やキツネが近付くとやや警戒しますが木の上の方に移動するだけ。

それが最近時々突然一斉に笹薮の下の方に潜り込み、息を潜めるようになりました。どうやら小型の猛禽が度々接近して来るようで、私も一瞬その影は見かけるのですがなかなか撮影も確認もできずにいました。

そして今日の午後、台所で食器を洗っていると窓越しに鳩くらいか、鳩よりちょっと大きいかという猛禽がサッと飛来し、いつもスズメ達が居るライラックの木に止まる姿が見えました。いつもと違ってすぐに飛び去ること無くそこに留まっているようです。ハイタカかな?と思って今度こそ撮影せねばと、カメラを持って2階の客室へ上がり、上から見下ろす形で撮影することができました。やはり小型のタカ、ハイタカです。まだ若い個体のようですね。小さいけれど小鳥やネズミなどを捕食する立派なハンター。スズメ達にとっては恐ろしい存在でしょう。

2階から撮影しながらしばらく観察していると、スズメ達はやはり笹薮の下の方に潜り込んでいるようでした。このハイタカも何回か笹薮の中に潜り込んでは出て来るという行動を繰り返していましたが、タカとしては小さくてもやはりスズメより大きいので笹薮の中では上手く動けず、スズメを捕らえることはできないまましばらくすると諦めて飛び去って行きました。
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ハイタカが飛び去ってしばらくしてから私が外へ出て笹薮に近付いていくと、ようやくスズメ達が藪の中から出てきました。
猛禽類は基本的に警戒心が強いですから人間のすぐ近くには来ません。スズメ達は私がそばに来た方が自分達にとっては安全ということも分かっているのでしょう。
 

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プロフィール

金指 功(かなざし いさお)

  • Author:金指 功(かなざし いさお)
  • 2004年に埼玉県からウトロのホテル勤務を経て網走に移住。
    2007年2月から網走自然ガイド「オホーツク遊楽倶楽部」として網走の自然の魅力を伝えてきました。
    そして2013年、オホーツク遊楽倶楽部は網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」に生まれ変わり、新たな出発をしました。

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