オホーツクだより

網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」オーナーブログ

消えていく春の妖精たち

2015/05/16 19:47
 
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午前中いつものように濤沸湖の北浜側の様子を観察してきました。

毎年3月中旬から4月にかけてこのブログでもご紹介しているフクジュソウ、アズマイチゲ、エゾエンゴサク、キバナノアマナ、オオバナノエンレイソウといった早春の花々は花が終わった後、実を落として他の植物が本格的に伸び出す5~6月には他の草花に覆われて葉も枯れ、ひっそりと地上から姿を消していきます。
その儚さからこれらの花はスプリングエフェメラル(春の妖精)と呼ばれます。他に知られている花ではカタクリもそうですね。

今日の濤沸湖畔ではそんな春の妖精たちが消えていく様子を見ることができました。
エゾエンゴサクとオオバナノエンレイソウはまだ花が見られますが、特に丈の低いエゾエンゴサクは急速に伸びている他の植物に隠れて見つけ難くなっています。写真のエゾエンゴサクの周りの巨大な植物はオオウバユリ。オオウバユリはこの後更にもっと大きく成長していきます。
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ミズバショウに囲まれているオオバナノエンレイソウ。来週中には花は終わり、更に巨大化するミズバショウの葉に覆われながら姿を消していきます。
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この写真は何を撮ったのか分かり難いですが、花も終わり葉も枯れたアズマイチゲです。この後他の草に覆われながら枯れ葉は分解されて地上から完全に消えていきます。
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この白っぽい茶色に枯れかかっている葉はフクジュソウです。
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雪融け直後に花を咲かせ、他の植物が本格的に成長し始める頃には葉も残さずに地上から姿を消す早春の花たち。
春の妖精とは素敵な呼び方ですね。
 

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プロフィール

金指 功(かなざし いさお)

  • Author:金指 功(かなざし いさお)
  • 2004年に埼玉県からウトロのホテル勤務を経て網走に移住。
    2007年2月から網走自然ガイド「オホーツク遊楽倶楽部」として網走の自然の魅力を伝えてきました。
    そして2013年、オホーツク遊楽倶楽部は網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」に生まれ変わり、新たな出発をしました。

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