オホーツクだより

網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」オーナーブログ

小清水原生花園でもエゾエンゴサク開花

2014/04/30 20:31
 
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小清水原生花園で今日エゾエンゴサクの開花が確認されました。
今日からちょっと別の仕事で忙しく私は原生花園に行けないので、上の写真は友人が撮影して送ってくれたものをありがたく使わせていただいています。
27日に行った時は咲いていませんでしたが、やはり連日の暖かさが効いてますね。花は美しいものですが、ああ見えて周りのライバル達との生存競争を繰り広げています。これからどんどん開花してくるでしょう。


そして昨日網走各所で撮影した花をご覧下さい。ミズバショウは白い仏炎苞を伸ばしてきた個体が多くなってきました。
先ずは網走湖畔呼人のミズバショウです。
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能取岬近くで咲き始めていたコブシ
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能取岬のキバナノアマナ
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濤沸湖畔のエゾエンゴサク
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濤沸湖畔のミズバショウ
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昨日は撮影していませんが、網走では他にフクジュソウ、アズマイチゲが見られます。
 

また網走に流氷接近!

2014/04/29 21:38
 
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ゴールデンウイークに入ったところでまた網走沖に流氷が接近してきました。私が網走に移住して今年で10年になりますが、もちろんこんな事は初めて。
「視界内の海面で流氷が見られた最後の日」とされる「流氷終日」は気象台の記録によると1946年からの観測開始以来、最も遅かったのは私が生まれた年でもある1965年で5月12日とのこと。これはひょっとすると記録更新の可能性も出てきましたね!

今日の網走は快晴で流氷本体の上に浮かび上がる上位蜃気楼も見られました。網走各所で撮影した流氷&上位蜃気楼(幻氷)をご覧下さい。
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小清水原生花園

2014/04/27 18:25
 
今日の網走の最高気温は25.6度!室内だと快適ですが、日向では暑かった~。

25日にオープンした小清水原生花園に職員の方々へのご挨拶も兼ねて行って来ました。
先日このブログでお伝えしましたが、今年は冬の吹雪により所々に出来た大きな吹き溜まりがまだ融け切れずに残っている場所もありますが、遊歩道入口の踏切周りの残雪は雪割り作業とこの数日の暑さで解消していました。
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この時期小清水原生花園の遊歩道から見られる最初に咲く花はエゾエンゴサクなのですが、やはり雪融けの遅れが影響したのか、今日の時点では全く見られませんでした。でもこの数日、日中は暖かいを通り越して暑いくらいですから、あと数日中には園内遊歩道からも見られるようになるでしょう。
以下、今日11時過ぎから正午頃の様子をご覧下さい。
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そして今日の午後、わしのとまり木敷地内でモンシロチョウ、濤沸湖畔で特定外来生物のセイヨウオオマルハナバチが今年初めて見られました。ウグイスの鳴き声も聞こえますよ。
 

小清水原生花園25日にオープン

2014/04/24 19:57
 
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小清水原生花園は濤沸湖とオホーツク海に挟まれ、北浜~浜小清水の東西に細長い砂洲に形成された植物群落ですが、ここでは全体を4つのエリアに区切って毎年1区域ずつローテーションでこの時期の早朝に火入れが行われています。今年は一番西側(北浜寄り)で行われました。写真は今日11時過ぎに撮影です。

ご覧のように原生花園の真ん中をJR釧網線が走っているため、実際に火を入れている最中にはJRの関係者も立ち会います。


北浜~浜小清水の真ん中付近に駐車場を備えた遊歩道や案内所、JR原生花園駅がありますが、遊歩道、案内所施設は明日25日からオープンし、10月31日まで利用できます。原生花園駅は5月1日から夜の一部の列車を除く全列車が10月31日まで停車します。



昨日は写真は撮れませんでしたが、濤沸湖畔で今年初めてエゾアカガエルが見られました。そして今夜19時過ぎに玄関から出るとオオジシギのあの喧しくも面白い独特の声と羽音が聞こえました。遠路はるばる到着したようです。
今日の網走の最高気温は21.8度!足踏みしていた春が加速してきました。

 

スプリングエフェメラル

2014/04/23 20:06
 
この時期は冬鳥が去って行ったり夏鳥が飛来したり、花が咲き出したりと日々の変化に富み、自然観察が楽しい時期でもあります。今日も午後に濤沸湖畔を歩いてみました。

エゾエンゴサク、アズマイチゲは一日ごとに花の数が増えています。
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フクジュソウはここも今がピークです。
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今月になってこのブログで連日ご紹介しているフクジュソウ、エゾエンゴサク、アズマイチゲ、キバナノアマナなどの花は「スプリングエフェメラル」とも呼ばれます。これは直訳すると「春の儚いもの」ということになりますが、これを「春の妖精」と言い換えたりします。
確かに見た感じが弱々しく清楚な感じが妖精の様でもありますね。
でもこれらの花達も野で逞しく生き、子孫を残すための戦略があります。

雪が融けたばかりの早春、他の草花が出て来る前に急いで花を咲かせ、ちょうどこの頃目覚めるハナアブやマルハナバチの仲間に訪花してもらい受粉、実を付けます。そして他の草花が本格的に成長、開花を始める初夏の頃にはもう葉も枯れて地上からは消滅し、地面の下で球根や地下茎の形で次の春まで過ごすのです。ですから私達がこれらの花の存在を見ることができるのは1年のうちで大体2ヶ月も無いです。これが「スプリングエフェメラル」と呼ばれる花達の特徴です。



流氷ですが、今日も知床方面に見られました。写真は釧網線の列車に合わせて15時46分にわしのとまり木から撮影しました。
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キバナノアマナ

2014/04/22 20:41
 
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11時頃に能取岬に花の様子を見に行ってみました。先週行った時はフクジュソウしか見られませんでしたが、今日はエゾエンゴサクの他、キバナノアマナが咲き始めていました。



青い花エゾエンゴサクと黄色い花キバナノアマナです。
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能取岬のフクジュソウはようやくピークになりました。濤沸湖なども含め、現在のところ花は全体的に1週間から10日くらい遅れている感じです。
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わしのとまり木の周りでは数日前からアオジやノビタキといった夏鳥たちのさえずりが聞かれるようになりました。
まだいまひとつ気温が上がりませんが、予報だと25日あたりから20度前後まで上がるようです。その頃から花たちもまた一気に咲き出すでしょう。
 

ミズバショウそして幻氷が見られました

2014/04/20 21:15
 
今日の網走では午後に「幻氷」と呼ばれる上位蜃気楼現象が見られました。これは海面の温度が低くて大気の温度が暖かい時に空気の密度に差ができ、光が屈折して実際の流氷の上にその流氷の虚像が浮かび上がって見えるもので、水平線の向こうに見えなくなっていた流氷がぼわっと浮かび上がって見えることもあります。

今日の網走は最低気温が-3.5度、風も無い晴天でしたが、昼過ぎまでは気温が低く、気象台の記録によると正午でも+2.6度。私は午前中、濤沸湖や網走湖周辺を見て周り、13時過ぎに帰宅した時点では蜃気楼は出ていませんでした。
ただ、東の方、知床半島側に流氷帯が見えていたので2階から望遠で撮影したのがこの写真です。
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そして1時間余り経った時に流氷の見え方がおかしい事に気付き、蜃気楼だと思ってほぼ同じアングルで撮影した写真です。
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その後更に北側の水平線付近にも出現しました。
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今日の最高気温は+5度でしたが、これは16時49分に観測されたものです。正午の+2.6度から午後に気温が上がっていったので見られたのでしょう。18時頃にはもう消滅し、知床方面の流氷帯が白い線として見えるだけになっていました。



話が前後しますが、午前中は濤沸湖周辺から網走湖周辺を見て周りました。小清水原生花園はゴールデンウイークから施設や遊歩道がオープンするはずですが、入口の踏切はまだこんな状態。
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濤沸湖の北浜側のミズバショウ群生地もまだ雪が積もっている部分が多いですが、融けている所では今日初めて白い仏炎苞が出ているものが見られました。まだ数えるほどですけどね。11時過ぎに撮影。
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そして網走湖は現在でもこんな状態で、湖口付近の融解が進んでいません。見た目は真冬とあまり変わらないような結氷状態です。私が網走に住んでからはこの時期にこれほど氷が融けていないのは初めてです。
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有名な呼人のミズバショウ群生地もまだ積もっている部分が多いです。ちょうど札幌からの特急オホーツク1号が走ってきました。
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それでも雪が融けた場所ではやはり白い仏炎苞が出始めています。やはり濤沸湖よりも網走湖の方が早いですね。
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濤沸湖も網走湖ほどではないですが、いつもより氷の融解が遅れています。
それにしても網走湖、完全に氷が融けるのはいつになるかな~。
 

アズマイチゲとエゾエンゴサクが開花

2014/04/15 19:36
 
今日の網走は11時過ぎに気象台が+18.6度を観測。本当に暖かい一日でした。昨日の能取岬に続いて今日午前中には北浜でもヒバリのさえずりが見られました。
この暖かさならもしかしたらエゾエンゴサクがひょっこり顔を出すのでは?と思い、お昼前後に濤沸湖畔を歩いてみたら見つけました~!
今日歩いた範囲で見られたエゾエンゴサクはこの1株だけで、やはりいつもより遅れています。
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他にはアズマイチゲも咲き始めていました。花の基部にある苞葉はこの後開いてきます。
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アズマイチゲとエゾエンゴサクに続いてもう一つ今日の今年初めて。
成虫で冬を越したクジャクチョウです。
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実際には昆虫類は2月下旬に晴れて暖かい日があると私には名前も分からず、写真も撮れないような小さな虫が出てきます。そしてフクジュソウが咲き始めると小さなハナアブの仲間が訪花してくるようになります。
そしてエゾエンゴサクが咲き出すとマルハナバチの仲間が出てきます。マルハナバチはまだ見ていませんが、まもなく見られるでしょう。マルハナバチについては急速に勢力を拡大している特定外来生物セイヨウオオマルハナバチと在来マルハナバチ各種との関係をこれまでと同じく引き続き注意しながら見ていきたいと思います。



今日の濤沸湖畔ではエゾリスも活発に行動していました。それにしてもこの可愛さにはホント参ります(笑)
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能取岬

2014/04/14 20:23
 
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今日の網走は朝から快晴。最低気温は-4度でしたが、最高気温は+13度まで上がりました。北浜では今日も流氷は見えませんでしたが、能取岬では見られるだろうと行ってみました。
流氷ともう一つ、今日の暖かさなら見られると期待したのがヒバリが高く上昇してさえずる「揚げ雲雀」と呼ばれる行動です。今年はまだ私は確認していなかったのですが、期待通り能取岬で今年初めて見られました。
昨年私が確認したのは4月2日の能取岬、この時は帰宅後に北浜でも確認できたので、私としては昨年より12日遅い記録になります。ちなみに北浜では今日は確認できませんでした。


それでは以下、今日10時過ぎ~正午頃の能取岬の様子をご覧下さい。
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明日は今日よりも更に気温が上がる予報です。雪融けがより一層進みそうです。
 

濤沸湖

2014/04/13 19:54
 
網走では雪が融けたかと思ったらまた積もって・・・の繰り返し。この時期にしてはまだ積雪が多く、本格的な春が足踏みしているかのように見えます。しかし小鳥達が囀りだし、フクジュソウは開花後何度も雪に埋もれながらもまた晴れて雪が融けた瞬間を逃さずに太陽に向かって再び開花。
今日の濤沸湖畔はいつもより積雪が多い中、生物達はもう春であることを元気に主張していました。
今日10時~正午にかけての濤沸湖の様子です。
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湖畔林とその中のミズバショウの芽です。濤沸湖のミズバショウはいつも網走湖より4~5日遅いようです。今月末くらいが見頃ではと思います。
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フクジュソウの開花数も増えてきました。
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北浜の海岸です。今日の北浜からは流氷ははっきりとは確認できませんでした。しかし昨日は1日中北西の風が強かったので、能取岬の西側には吹き寄せられているのではないかと思います。
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今日の網走北浜から

2014/04/08 20:00
 
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今日の網走は快晴!南北に長い日本、南の方からは桜の便りが聞こえ、もう散り始めた所もあるようですが、網走で桜の花が見られるのはちょうど1ヶ月先になるでしょう。上の写真は今日15時40分頃の濤沸湖から見た斜里岳です。


そして今日の北浜からの流氷をご覧下さい。
先ずは11時過ぎの北浜駅展望台から知床方向と網走市内方向です。
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11時50分頃、高台にある展望台から。小清水原生花園から斜里方面は接岸していました。
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わしのとまり木の屋根上から17時40分頃、夕日に染まる流氷です。陽射しは確実に春のものですが、この時期とは思えないまとまった流氷ですね。
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まだ見られる流氷

2014/04/07 20:00
 
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4日にこのブログでお伝えしてからの雪で網走の景色はまた冬に逆戻り。冷たい北風でまた流氷が接近してきました。
上の写真3枚は今日13時40分ごろにウチから撮影した北浜です。


午前中は能取岬に流氷の様子を見に行って来ました。10時30分~11時頃に撮影した岬の流氷をご覧下さい。
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今日の最高気温は+3.5度。一旦咲いたフクジュソウも雪の中でつぼみを閉ざしていました。
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まだ流氷が見られる網走ですが、「わしのとまり木」の冬季ガイド・宿泊営業は昨日6日で終了いたしました。今冬も多くのお客様にご利用頂き、誠にありがとうございました。
大海原を覆い尽くす流氷の凄さ、また、緩んだ流氷で青い海面が顔を出した時のコントラストの美しさ、そしてオホーツクの空を悠々と舞うワシの威風堂々たる姿に歓声を挙げるお客様、逆に言葉を失い溜息をつかれるお客様・・・私もかつてお客様と同じく旅行者としてこの地を訪れ、流氷をはじめとする網走の自然に惚れ込んで移住してから今年でちょうど10年になりますが、お客様の感動と喜びは私の喜びでもあります。

「わしのとまり木」の今年の夏季営業は5月30日~10月中旬となります。昨年大変好評を頂いたご宿泊のお客様への濤沸湖畔ヘイケボタル観察無料ガイドは今年ももちろん行います。状況によりますが、7月中旬~8月中旬くらいです。
夏季のガイド、ご宿泊につきましては随時「わしのとまり木」ホームページ並びにこのブログでご案内してまいりますので宜しくお願いいたします。
 

また雪です

2014/04/04 15:01
 
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東京などでは桜が満開の所も多いと思いますが、網走はまた雪。桜は5月10日前後かな。南北に長い日本は面白いですね。海には所々大きな流氷塊が浮いています。写真は今日14時過ぎのウチからです。
 

浜小清水の流氷

2014/04/02 16:53
 
今日は晴天でしたが、風が冷たくて思ったほど暖かくは感じませんでした。
午後に濤沸湖の様子を見ながら浜小清水の流氷状況を見に行ってみました。網走でも沿岸すぐ近くに見えていますが、浜小清水から斜里方面にかけて接岸しているようです。
14時過ぎに浜小清水から見た美しい春の流氷をご覧下さい。
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そして斜里岳です。ホントにいつ見ても美しい山だと思います。
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今日の流氷

2014/04/01 20:19
 
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今日は雪は上がりましたが冷たい北風が吹き、寒い一日でした。
しかしその北風のおかげで流氷がまた近付いてきました。上の写真は今日13時30分頃にわしのとまり木から撮影したものです。このような感じで網走では各所で流氷塊が漂っているのが見られます。


その後能取岬に行ってみました。14時過ぎの様子です。
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プロフィール

金指 功(かなざし いさお)

  • Author:金指 功(かなざし いさお)
  • 2004年に埼玉県からウトロのホテル勤務を経て網走に移住。
    2007年2月から網走自然ガイド「オホーツク遊楽倶楽部」として網走の自然の魅力を伝えてきました。
    そして2013年、オホーツク遊楽倶楽部は網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」に生まれ変わり、新たな出発をしました。

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