オホーツクだより

網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」オーナーブログ

小清水原生花園の花情報

2013/05/27 20:01
 
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この春の天候不順で大幅に遅れていた網走の桜でしたが、ようやく25日に気象台から市内桂岡公園にあるエゾヤマザクラ標本木の開花が発表されました。昨年より22日遅く、平年より14日遅く、1953年から統計開始以来、最も遅い記録だそうです。
写真は今日のお昼頃に撮影した博物館網走監獄の駐車場のエゾヤマザクラです。
今日は気温が上がり、最高気温は27.4度!夏日となり、桜もほぼ満開状態になりました。



そして現在の小清水原生花園で見られる花の情報です。
やはり天候不順の影響はありますが、この暑さで様々な花たちが遅れを取り戻そうと咲き始めてきました。
まずはフデリンドウ。とても小さな花なので、よほど気を付けて見ないと見つけられないかもしれません。
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ハマハタザオもいくつか咲き始めました。砂浜に旗竿のようにすっと真っ直ぐ伸びることからこの名が付きました。
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スミレです。
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タンポポも周辺各地で一気に咲き出しましたが、ほとんどは外来種のセイヨウタンポポです。小清水原生花園もセイヨウタンポポが圧倒的に多いのですが、ここではセイヨウタンポポに混じってほんの少しだけ、貴重な在来種エゾタンポポが見られます。
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ツルキジムシロです。
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これも天候不順で低温が続いた影響なのか、エゾエンゴサクはまだ満開状態が続いています。
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これから本格的なシーズンを迎える小清水原生花園、今年もこのブログで随時花情報をお伝えしていきますのでどうぞご覧下さい。
 

オオバナノエンレイソウ

2013/05/21 21:04
 
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ブログの更新が空いてしまい、すみませんでした。

前回の更新後、ようやく雪は降らなくなりました。さすがにもう平野部で雪が降る事は無いでしょう。
しかし、その後もぐずついた天気と低温は続き、先週末あたりからやっと気温も上がり始めました。
いつもなら網走も今頃は桜が見頃なのですが、気象台の標本木はまだ開花しておらず、場所によってやっとつぼみが綻んだ所が出てきた程度のようです。


花は全体的に遅れていますが、オオバナノエンレイソウが咲き出しました。写真は今日の網走湖呼人半島遊歩道を歩いた時に撮影したものです。
桜もまもなく咲き始めるでしょう。
 

もう雪いらん

2013/05/08 22:08
 
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GW前からほとんど毎日降る雪は沿岸の北浜ではあまり積もりませんでしたが、昨夜からの雪は北浜でもちょっとだけ積もりました。
写真は今朝7時半頃に「わしのとまり木」で撮ったものです。

網走ではほぼ毎年GWに雪が降るのですが、この時期にこれほど毎日のように雪が降るのは網走に移住して9年の中では初めてです。
今夜は小清水の農家の友人にご馳走になってきましたが、やはりこんなのは初めてだと言っていました。

私は雪景色は好きですが、さすがにもう雪はいらないですね。


濤沸湖畔のエゾエンゴサクはこの雪の中でも頑張って咲いていましたが、日中の最高気温が+2度くらいの日がずっと続いており、さすがにこの気温だとマルハナバチの仲間もあまり活動できません。
私がこの春マルハナバチを見たのは、まだ先月20日過ぎくらいにセイヨウオオマルハナバチ(特定外来生物)を1頭見ただけです。
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農家の方々は本来とても忙しい時期ですが、もう2週間近く畑に入れない状況が続いていて困っているようです。
 

能取岬

2013/05/06 20:09
 
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昨日の青空もつかの間、今日はまたどんよりと曇り空。
午前中に能取岬に行ってみたら、気温+2度(車の温度計)の寒さの中でキバナノアマナがあちこちで咲いていました。


エゾエンゴサクはここでもたくさん咲いています。
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寒い中で頑張って花を咲かせても、この天気と気温ではマルハナバチなどの虫たちは活動できませんね・・・。
夕方からまた雪がちらついてきました。
 

久しぶりの青空

2013/05/05 19:43
 
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1週間以上雪や雨などぐずついた天気が続いていましたが、今日は久しぶりに青空を見ることが出来ました。
写真は午後に濤沸湖畔から見た知床連山です。


濤沸湖畔ではミズバショウの他、エゾエンゴサクが見頃となってきました。
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湖畔の畑ではいつものタンチョウの姿も見られました。もう1羽は巣を守っています。
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話し変わりますが、昨夜は美幌博物館のヘイケボタル幼虫カウント調査に参加してきました。
街外れの用水路、毎年同じ場所で同じ時期に調査を継続して行っています。
昨夜は小雨が降る寒い中で19時~20時30分頃まで、100mくらいの区間を3人で調査を行い、39匹の幼虫を確認しました。ちょっと少ないようですが、年によって結構大きな変動があるようです。
昨夜は雨もあり、写真が撮れませんでしたので、2010年5月1日に同じ場所で調査した時に撮影した写真をご覧下さい。
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小清水原生花園

2013/05/01 23:50
 
網走では4月27日から今日まで雪が降らない日は無く、お日様が見られない状態が続いています。
28日に友人の畑の雪景色をアップしましたが、北浜など、沿岸では積雪はありません。

今日の昼前に今年初めて、職員の方々への挨拶を兼ねて小清水原生花園に行ってみました。連休前にインフォメーションセンターはオープンしています。
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現在遊歩道沿いで見られる花はエゾエンゴサクのみです。
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これはエゾノシシウド。これから太い茎がグイグイ伸びてゆきます。
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冬季は全ての列車が通過していた釧網線の原生花園駅は今日から10月31日まで、夜間の一部の列車を除き、快速しれとこを含む各列車が停車します。
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濤沸湖畔のミズバショウは見頃になってきました。フクジュソウはほぼ終了しています。
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話は前後しますが、小清水原生花園のお話しをするうえで忘れてはならない方がいます。私個人的にも自然ガイドとして、また、MOTレール倶楽部の一員として大変お世話になった方で、釧路で病気療養中だった元JR職員の鈴木秀幸さんが4月23日早朝、他界され、MOTレール倶楽部の仲間と一緒に25日のお通夜に参列してきました。

鈴木秀幸さんは2011年に定年退職されるまで釧網線知床斜里駅の職員として勤務、夏季のみ列車が停車する臨時駅の原生花園駅や、冬の流氷ノロッコ号の車内で、ご自身が撮影された花やワシなどの写真をプリントした記念きっぷなどを販売しながら、お客様に花などの自然解説もされていましたので、2011年以前に原生花園を訪れたり、流氷ノロッコに乗られた方はお会いしたり言葉を交わされたりした方も多いのではと思います。

国鉄からJRを通しての長い鉄道員生活の中で正式な駅長職に就いたことは無かったと思いますが、原生花園駅の主のような存在だったことから、小清水原生花園の職員の方や、私達のような関係のある人たちは駅長と呼ぶこともありました。

写真は定年退職前、最後の流氷ノロッコ乗務となった2011年3月6日にこのブログにアップしたものです。その時のブログもご覧下さい。
http://kanazashi.blog2.fc2.com/blog-entry-663.html

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2007年2月から自然ガイドを始めた私が鈴木さんと出会ったのはその年の6月でした。
花ガイドの仕事で毎日小清水原生花園に通っているうちに、駅で記念きっぷを売る鈴木さんから「おい、コーヒーでも飲んでいけ」と声を掛けられるようになり、自分が担当するツアーバスを待つ間にコーヒーを頂きながらいろんな話をさせていただき、原生花園の花についてもいろいろと教えていただきました。

鉄道の旅が好きだった私にとって、自然が好きなJR職員の鈴木さんと話をするのは楽しく、勉強にもなりました。
今私が小清水原生花園で淀みなくお客様にガイドできるのは鈴木さんのおかげでもあります。

それまで市内のアパートに住んでいた私が新居を建てることを見据えて2009年春に現在の北浜に転居し、小さな宿を兼ねた家にしたいとお話しした時、びっくりしながらも喜んでくださいました。それまで鈴木さんは、私がそのうち東京に帰るだろうと思っていたそうです。

2010年の初夏の頃、網走周辺の鉄道好きの有志が集まり、石北線、釧網線を中心に、利用者減少が著しいこの地域の公共交通を盛り上げようとMOTレール倶楽部が設立され、私もお誘いを受けて参加。同じく鈴木さんも設立時から参加されました。年齢も職業も様々な人達が集まり、大きな目標として網走へのSLの誘致、その前に話題を呼ぶような団体列車の企画などに取り組むことになりましたが、国鉄時代からほとんど釧網線から離れることなく勤めてきた、当時JR現職の鈴木さんの存在は大きなものでした。
鈴木さんの様々なアドバイスや助力もあり、団体列車は早くもこの年の9月に「オホーツク食い倒れ号」として実現、この食い倒れ号の成功が翌2011年夏の「SLオホーツク号」実現につながる事になったのです。

毎年流氷シーズンに運転される流氷ノロッコ号、2011年に定年退職することが決まっている鈴木さんにとって、2011年流氷シーズン最後の運転日となる3月6日は流氷ノロッコ最後の乗務となりましたが、MOTレール倶楽部ではそれを記念して特製ケーキをプレゼントする事になりました。
これはこの日のブログに書いた通りですが、後日聞いた話では、この突然のケーキプレゼントは本当に嬉しかったそうで、ご家族など、周囲の方々にとても嬉しそうに話していたそうです。

その後、患っていた肺の病状が重くなっていき、ご本人にとっても夢であった2011年夏の「SLオホーツク号」は見に来てくれましたが、釧路で療養することになりました。

諸般の事情で遅れていた私の新居計画も昨年の春からようやく動き出し、11月に完成。
私の事も何かと気に掛けてくれていたので、その報告も兼ねて釧路にお見舞いに行こうと思いながらも行けずにいました。流氷シーズンが終わったら今度こそはお見舞いに行こうと思っていた矢先4月14日に入院されたとの知らせがあり、「わしのとまり木」の写真を持って17日にお見舞いに行き、報告する事が出来たばかりでした。
17日にお会いした時は意識もはっきりしており、帰る時に「早く退院して家を見に来てください。釧路まで迎えに来ますから。」と話したら「おう、そうだな。」とはっきり応えてくれたので、少し安心していたのも束の間、23日にとうとう帰らぬ人となってしまいました。

網走で生まれ、国鉄~JRと、一貫して鉄道員としての人生を歩み、釧路で終えたその生涯は正に釧網本線と共にありました。しかし享年65歳とは、人生を終えるにはまだあまりにも若過ぎます。
まだまだいろんなお話しも聞きたかったし、とても残念でなりません。
ただ、MOTレール倶楽部の仲間と一緒の時の鈴木さんはとても生き生きとして楽しそうでした。鈴木さんが縁を取り持ち、結ばれたメンバーもいます。そのご夫婦には3月に女の子が誕生し、その子の写真を鈴木さんは見たそうです。レール倶楽部の一員としての最後の3年間は病と闘いつつも、きっと幸せだったと思います。


鈴木さん、今年もあなたの愛した原生花園の花がこれから次々と咲き出します。その花の中を今年もSLが走ります。原生花園駅はこれからもずっと鈴木さんの駅です。
そしてあなたが鉄道員としての人生を捧げた釧網線はこれからもみんなで盛り上げ、守っていきますので、天国から私達を見守っていてくださいね。
「わしのとまり木」に来てもらえなかったのは残念ですが、今まで大変お世話になり、本当にありがとうございました。
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合掌。
 

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プロフィール

金指 功(かなざし いさお)

  • Author:金指 功(かなざし いさお)
  • 2004年に埼玉県からウトロのホテル勤務を経て網走に移住。
    2007年2月から網走自然ガイド「オホーツク遊楽倶楽部」として網走の自然の魅力を伝えてきました。
    そして2013年、オホーツク遊楽倶楽部は網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」に生まれ変わり、新たな出発をしました。

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