オホーツクだより

網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」オーナーブログ

キタミフクジュソウ開花

2012/03/29 21:05
 
120329-1.jpg
いつもより気温が低い状態が続いていた網走ですが、今日は+12度まで上がりました。
今月20日過ぎから濤沸湖畔の雪が融けている部分を気を付けて探していたキタミフクジュソウが今日ようやく開花しました。いつもより1週間あまり遅い開花です。

今年は春の歩みが遅く、沖にはまだ流氷が見えていますが、また1歩春が近付きました。
 

美幌博物館の企画展

2012/03/25 20:13
 
今日は日頃お世話になっている美幌博物館の自然講座。
今年度の最後ということで、学芸員さん、そして私達学芸協力員が参加者の前でそれぞれのテーマでお話しをしました。
私は「網走の自然」ということでこの網走の自然と接しながらこの1年間印象に残ったり感じた事をパワーポイントで昨年春から今年の冬までの写真を見ていただきながらお話しさせていただきました。
私にとってこの1年特に印象に残ったのは特定外来生物に指定されているセイヨウオオマルハナバチが増加する速さでした。きちんとした調査ではありませんが、春から夏にかけてマルハナバチを見たらセイヨウか、エゾオオマルハナバチなどの在来種かどうかを注意して見ています。
特に自宅がある北浜から小清水原生花園にかけては一昨年まではセイヨウが増えつつも、在来種もそれなりに居たのですが、昨年は全てと言っていいくらいセイヨウばかりでした。ではエゾオオマルハナバチなどの在来種はといえば濤沸湖の南側(内陸側)で見ることが出来ました。
海岸沿いから内陸側へ追い払われたような感じです。マルハナバチについては人を刺すようなことはことはほとんどありませんし、今年も注意深く観察してみようと思っています。



美幌博物館では今日から企画展「テーブルの上のホネ展~ようこそホネホネ食堂へ~」が始まりました。
私達が普段食べている魚などの骨をテーマに骨について楽しく学べる企画展です。
2階の特別展示室で開催されていますが、先ず入った所では食卓に並ぶサンマやホッケ、サケなど他、ニワトリなど、普段私達が食べている生物を中心に骨格標本などが展示されています。
120325-1.jpg


そして今回の展示で注目していただきたいのは、普通はまず食べることはありませんが、日本最大の淡水魚であり幻の魚と言われ、絶滅危惧種のイトウの全身骨格標本です。
1982年に弟子屈町で捕獲され、その後長い間冷凍保存されていた全長90センチのイトウを今回魚類専門の学芸員さんが自ら肉を取り除き、製作した骨格標本ですが、イトウの骨格標本を一般向けに公開展示するのは少なくとも日本では初めて、ここでしか見られないそうです。
120325-2.jpg


仕切られた奥の部屋は今度は照明が落とされた中で食用ではありませんが、地元で見られる様々な哺乳類、鳥類の骨格が展示されています。正面にどんと構える大きな骨格はエゾシカのオスとメスです。
120325-3.jpg


一般の方に分かりやすいように剥製と骨格を一緒に展示。これはキタキツネです。
120325-4.jpg


これは手前がオオワシ、その後ろがオオハクチョウ。その奥にオオハクチョウとオオワシの剥製が置かれています。
120325-5.jpg
他にもエゾクロテンやエゾモモンガなど、様々な骨格標本がありますのでぜひ見て頂きたいと思います。
この企画展は5月27日まで開催されています。



話題変わり、流氷です。
この数日沖合い遠くに離れていましたが、昨日からの北風で戻って来ました。
今朝7時過ぎの北浜です。
120325-6.jpg


そしてあちこち寄り道しながら美幌から帰宅した16時頃には接岸していました。
120325-7.jpg

今年はいつまで見られるかな~。


 

アオサギ

2012/03/22 18:20
 
120322-1.jpg
今朝の濤沸湖で今年初めてアオサギを見ることが出来ました。
アオサギは東京のドブ川でも通年見ることが出来、数も多いことから普段はあまり注目されませんが、網走では夏鳥で11月下旬から冬の間は見ることがありません。
いつもなら3月に入ってまもなくぽつぽつと見られるようになりますが、今年はやはり遅いですね。
今日はまだ数えるほどしか居ませんでしたが、これからみるみるうちにその数が増えていき、繁殖に入ります。
全国どこでも見られるアオサギですが、私にとっては春の訪れを感じさせる鳥の一つでもあります。


今日の流氷の状況ですが、市内から北浜周辺は遠く沖合いに離れている流氷が見られる程度。
能取岬には座礁して引っ掛かった流氷が少しある状況でした。写真は2枚とも能取岬です。
120322-2.jpg

120322-3.jpg
 

今日の流氷

2012/03/20 20:56
 
今日(20日)の網走の最低気温は-9度、最高気温は0度。例年よりも寒く、雪融けのペースも上がりません。

今日の流氷は市内や北浜周辺は沖に離れており、水平線あたりに見えている程度でしたが、午前中に能取岬に行ったら、岬周辺は密度の高い流氷群が接岸していました。
120320-0.jpg

120320-1.jpg

120320-2.jpg



そしてお昼前の北浜ではこんな感じでした。
120320-3.jpg


流氷シーズンももう終盤ですが、今年はいつまで見られるでしょう。
 

流氷離れました

2012/03/15 18:49
 
120315-1.jpg

120315-2.jpg
昨日(14日)から流氷は離れ、今日は北浜から見ると能取岬周辺から市内沖にかけて小さな流氷片がばらけている状況でした。
北浜の沖は水平線付近に流氷群が辛うじて見えるかどうかというところです。
写真は2枚とも今日13時頃に北浜駅展望台から撮影したものです。

まだ周辺海域にはまとまった流氷群があるようなのでまた戻ってくることもあるでしょう。
 

ヒシクイが来ました

2012/03/13 17:30
 
120313-3.jpg
濤沸湖にヒシクイの姿が見られるようになりました。
網走周辺では秋にシベリア方面から渡って来て休息し、その後更に南下して越冬するため冬はほとんど見られませんが、春に越冬地から北へ帰る途中にまた立ち寄り、休息する姿が見られます。
網走の海は今日も流氷に覆われ、気温も3月にしてはいつもより低い状態が続いていますが、春は確実に近付いているんですね。
そんな季節の変わり目を感じさせるヒシクイですが、今年は網走もいつもより積雪が多く、まだちょっと餌を取るのは大変そうです。


今日(13日)も流氷は接岸状態が続いています。結果論ですが、ノロッコが11日で運行終了したのはちょっともったいなかったかな。北浜駅ではノロッコ用にホームを仮設延長した部分の撤去工事が行われていました。(午前10時過ぎ撮影)
なんとなく祭りの後の寂しさを感じます。
120313-1.jpg


15:40頃の北浜の海岸です。いつまでこの状態が続いてくれるかな。
120313-2.jpg

120313-4.jpg
 

流氷ノロッコ最終日

2012/03/11 20:44
 
JR釧網線の観光列車「流氷ノロッコ号」も今日(11日)で今シーズンの運転が終わりました。
私は地元北浜で時々写真を撮ることはあったものの、今シーズンはまだ乗っていなかったこともあり、最終日の今日、流氷ノロッコ今シーズン最終列車に乗って来ました。

流氷は今朝ちょっと離岸していたものの、その後北風でお昼頃には再接岸、天気も良く、流氷ノロッコの最後を飾るに相応しい最高の流氷日和となりました。
網走駅のノロッコ号
120311-002.jpg


車窓に流氷が広がります。これが釧網線の素晴らしさ!
120311-011.jpg

120311-019.jpg


今シーズン最後の運転を終え、斜里駅に佇むノロッコ号。この冬もどれほど多くの人々が楽しんだ事でしょう。
お疲れ様でした。
この後釧路の車両基地に帰り整備されて、ゴールデンウイークからは「くしろ湿原ノロッコ号」としての活躍が始まります。
120311-022.jpg



そして今日はあの日から1年でもあります。あの日、私はガイドを終えて夕方帰宅し、テレビをつけた瞬間そこに映し出された想像を絶する光景に言葉を失いました。

流氷観光には台湾からも多くの方々が来られます。ノロッコ号に乗られる方も多いでしょう。
そしてその台湾は震災に多額の援助金を送って下さいました。
私は今日が今シーズン最初で最後のノロッコ号乗車でしたが、車両のデッキにこのようなメッセージが掲示されているのに気が付きました。
JR北海道が私達日本人の気持ちを代弁して今シーズン運転開始の時から掲示してくれていたんですね。
120311-017.jpg

改めて台湾の皆さんありがとう。

そして被災地の皆さまの心の傷が早く癒されますように、一日も早く復興しますように心からお祈りいたします。


 

お帰りなさい

2012/03/10 19:23
 
今日の網走の流氷は市内周辺でやや後退、水面が出てきましたが、北浜、浜小清水付近は昨日までと同じく接岸、水平線まで真っ白です。

毎年濤沸湖で繁殖しているタンチョウ夫婦ですが、厳寒期は鶴居方面の給餌場で過ごしているようで、3月に入ると濤沸湖に戻って来ます。
私も今月に入ってから毎日車で湖畔を見て周っていましたが、今日午後にのんびりと餌をついばんでいる姿を見ることが出来ました。私にとっては昨年12月18日以来の再会です。
大体いつも通りですね。

もう少ししたら葦原の中で繁殖に入るはずです。昨年は子供がせっかく大きく育ちながら残念な結果となってしまいましたが、今年こそは無事繁殖に成功するよう祈りながらそっと見守っていきたいと思います。
120310-2.jpg



今日は天気も良く、私のガイドプログラム「スノーシューで歩く森と海岸ツアー」では見事な景色を見ることが出来ました。
細い水路のようなものがありますが、これは船が通った跡ではなく、流氷が動いて自然に出来たものです。
120310-3.jpg
 

今日の流氷

2012/03/09 19:18
 
今日の網走は昨日と変わらず流氷の接岸状態が続いています。
今朝8時頃の北浜の海岸です。
120309-1.jpg


10時過ぎの能取岬です。今日は市内前浜から能取岬周辺で開水面が見られ、市内から北浜、斜里方面は水平線まで流氷に覆われている状況でした。
120309-2.jpg


正午前の北浜駅。これが釧網線の魅力です。
120309-3.jpg


今日の網走の最高気温は0度に届かず-1度。しかし確実に春の足音が聞こえます。
濤沸湖の氷も融け始め、日毎に少しずつ水面が開いてきています。
120309-4.jpg


 

また戻って接岸

2012/03/08 20:48
 
今年の流氷は本当に目まぐるしく動きます。
5日に離れた流氷は昨日(7日)また網走の沿岸に接近し、今朝は接岸、網走周辺の海は見渡す限りの流氷原となっていました。
今日(8日)の流氷です。


11時過ぎの網走港から鱒浦方向です。画面右の海岸線は国道244号線とJR釧網線が並行して走っています。
120308-1.jpg


港内に入り込んだ流氷です。
120308-2.jpg


今日はうねりがあり、「おーろら」も結構揺れていたようです。
でもお客さんは大満足ですね。
120308-3.jpg

120308-4.jpg


正午過ぎの北浜の海岸です。朝は波があったのですが、北浜ではその後更に沖から押されて流氷の密度が高まり、この時間には波は押さえられ、静寂に包まれていました。
120308-5.jpg


このまましばらく落ち着いていて欲しいものです。

 

また離れた

2012/03/05 18:26
 
120305kd駅003
昨日から一転、今日(5日)の流氷は沖に離れてしまいました。今年の流氷は本当に目まぐるしく動きます。
気象台の風の予報が外れることもあるし、明日どうなっているか、流氷の動きを予想するのは難しいです。


午後に濤沸湖を見に行ったら凍結している湖上でキタキツネがじゃれ合っていました。多分夫婦なのでしょう。
今月中か来月には近くの巣穴で可愛い子ギツネが生まれるかもしれません。
120305-1.jpg
 

今シーズン最高の流氷日和

2012/03/04 19:42
 
今日(4日)の網走は昨日よりも更に流氷の密度が増し、相変わらず薄い事に目をつぶれば、穏やかな好天だったこともあり、今シーズン最高の流氷日和となりました。
今日の網走の最低気温は-11度、最高気温は-5度。

今日の流氷を中心とした写真をご覧ください。
北浜駅展望台から網走市内の方向と北浜の海岸です。水平線まで広大な流氷原が広がっています。
120304-8.jpg

120304-1.jpg


流氷ノロッコ号です。昨日もそうですが、今日も乗った人は大きな感動に包まれたことでしょう。
今シーズンの流氷ノロッコ号の運転は11日で終了します。
120304-7.jpg

120304-2.jpg

120304-3.jpg

観光船「おーろら」のお客さんも大喜びだったはずです。
120304-4.jpg


小清水方面に目を向けると斜里岳をバックにいくつもの熱気球が上がっていました。
小清水在住の友人がこの気球に乗っていたそうで、1000mもの高さまで上がり、その上空から見た流氷や濤沸湖などの景色は素晴らしいものだったそうです。
私も乗ってみたいですが、天気が良いだけでなく、更に風もほとんど無いという条件がありますからなかなか難しいですね。
120304-5.jpg


流氷と並ぶ網走の冬の風物詩、網走湖のワカサギ釣り場から見た石北線の特急列車。
ノロッコ号と共に運転される観光列車「流氷特急オホーツクの風」を撮ったつもりですが、昨日、沿線民家の除雪機からの投雪が当り、先頭車のフロントガラスが破損するというトラブルがあり、この列車に使っているリゾート車が使えなくなったために代替車両による運転となっていました。見た目は普通の特急オホーツクです。
流氷特急オホーツクの風もノロッコと同じく11日までの運転なので、リゾート車の修理が間に合わなければこのままあと1週間代替車での運転で終了するかもしれません。
120304-6.jpg

 

流氷戻りました

2012/03/03 19:21
 
120303-5.jpg
昨日の予報だと昨夜から今日にかけて南西の風になるとの事だったので、昨日近付いた流氷もまた離れちゃうかなと思っていましたが、今朝起きて窓の外を見たらほぼ接岸しているじゃないの!
結局今日一日南寄りの風が吹くことは無く、天気予報も私達にとっては嬉しい外れとなりました。
今日の網走の最低気温は-6度、最高気温は-3度でした。
写真は今朝10時過ぎの北浜の海です。


北浜から9キロほど東の浜小清水フレトイ展望台から網走方向を見たところです。
120303-1.jpg


北浜から能取岬方向です。
砕氷観光船「おーろら」のお客さんは喜ばれた事でしょう。
120303-3.jpg


北浜の鉄橋を渡る釧網線の列車です。
流氷ノロッコ号をはじめ、釧網線のお客さんも幸せになれましたね。
120303-4.jpg

流氷は簡単に移動してしまいますが、明日はどうなるでしょう。
 

春の準備

2012/03/02 16:43
 
2月は例年より寒い日が多かったと思いますが、昨日(1日)は最高気温が+7度を超えました。今日の最高気温は+1度。明日は0度に届かず、また寒くなりそうです。
1日ごとに気温の変化が大きくなり、季節の変わり目を感じさせます。

そして濤沸湖畔の一部の畑では融雪剤の散布が始まりました。
この黒く染まった畑もまた春が近い事を感じさせる光景です。融雪剤散布の他にも、苗の準備など、農家さんは忙しくなってきたようです。
120302-1.jpg


流氷ですが、昨日はほとんど見えないくらい遠ざかっていましたが、今日は朝から北風が強かったこともあり、また近付いて来ました。
上の畑の写真と共に今日(2日)お昼過ぎに撮影したものです。
120302-2.jpg


濤沸湖畔の東向きの斜面の一部は雪が融け、地面が顔を出していました。
120302-3.jpg

 

  HOME  

プロフィール

金指 功(かなざし いさお)

  • Author:金指 功(かなざし いさお)
  • 2004年に埼玉県からウトロのホテル勤務を経て網走に移住。
    2007年2月から網走自然ガイド「オホーツク遊楽倶楽部」として網走の自然の魅力を伝えてきました。
    そして2013年、オホーツク遊楽倶楽部は網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」に生まれ変わり、新たな出発をしました。

最近の記事

リンク

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

FC2Ad