オホーツクだより

網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」オーナーブログ

ウチダザリガニ駆除調査

2011/05/28 20:26
 
今年初めての美幌博物館のウチダザリガニ駆除調査に参加してきました。
2008年のちょうど今頃、それまでオホーツク海側にはまだ居ないとされてきた特定外来種に指定されているウチダザリガニが、美幌町内を流れる網走川水系のある小さな川で美幌博物館のニホンザリガニを目的とした調査で発見されました。
その後関係機関の許可を得てその年の夏から駆除調査を行っており、今年で4年目となります。

午前中は博物館の学芸員さん、私達学芸協力員の他、地元高校生達も加わり13人、午後は11人で作業。
取材に来られたテレビ記者さんも胴長を履き、私達と一緒になって川に入り作業しました。
今日の網走の最高気温は22.2度でしたが、網走から30キロほど内陸の美幌は26度! 暑かった~。
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今日は大体200mくらいの区間で作業を行いましたが、午前と午後全員の合計で1403匹。
減りませんね~。
これは午前の作業を終えた時の私のバケツ。112匹でした。
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今日捕獲した中で最大の個体。体長124ミリでした。
ザリガニの体長の測り方はこのノギスの通り、ハサミは含みません。
ウチダザリガニは最大で150ミリくらいと言われていますが、私は150ミリの個体はまだ見たことがありません。これまでの美幌博物館の調査で見つかるのはこれぐらいが最大クラスです。
昨年捕獲した個体で130ミリくらいあったかな?
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今日の調査では体長10ミリくらいの小さなニホンザリガニが1匹だけ確認されました。
ここではほとんどがウチダザリガニですが、それでもこれまででニホンザリガニが3匹見つかっているということで、私達はウチダとニホンを見誤らないように気を付けています。

多分、昔はここでもニホンザリガニがもっと普通に居たのでしょう。実際、今でもニホンザリガニが生息するには十分な環境です。
人為的に持ち込まれたウチダザリガニによって駆逐され、ここでは激減してしまったのかもしれません。



川岸にはニリンソウが咲いていました。
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濤沸湖畔

2011/05/25 21:31
 
昨日(24日)~今日(25日)少なくとも私が知る限り網走では雨が降りませんでした。
って、普通はいちいち書くほどの事ではないのですが、それくらいこの春の網走は晴天が続きませんでした。
朝から午後にかけて晴れていて油断したら夕方雨が降ったり・・・。
2日間連続で1滴も雨が降らないなんてずいぶん久しぶりのような気がします。
予報では明日も降水確率0%!

今日の最高気温は13度でしたが、明日は19度まで上がるそうです。


今日の北浜の濤沸湖畔の様子です。
いつもの流木で佇むオジロワシ。
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今あちこちで新緑がとても綺麗です。
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もう散り始めている所もありますが、まだ桜が楽しめます。
私は先月東京で見ていますので、今年2回目の桜を楽しんでいます。
南北に長い日本っていいですね。
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濤沸湖に流れ込む小さな川の周りにはエンコウソウが可愛らしい黄色い花を咲かせています。
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ミズバショウの見頃は終わり、葉がどんどん大きくなっています。
この葉は更に巨大化し、夏には葉っぱのお化け状態になります。
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今日の小清水原生花園

2011/05/22 21:37
 
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網走では16日にエゾヤマザクラの開花が気象台から発表されました。
現在は網走のあちこちでほぼ満開状態の桜を見ることが出来ます。
写真は16日に網走監獄博物館駐車場で撮影したエゾヤマザクラです。


そして今日(22日)の網走は曇りで時々小雨が降る天気。
最低気温は5.6度、最高気温は7.6度でした。
たまに晴れることがあってもその晴天はせいぜい1日くらいしか持たず、雨や曇りの日が多いです。

相変わらずのぐずついた天気の中、小清水原生花園の様子を見に行ってみました。
園内の天覧ヶ丘から見た濤沸湖です。
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エゾエンゴサクは見頃が続いています。
でももうまもなく終わってくるかな。
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ヒメイズイです。こう見えてもユリ科の花なんですよ。
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スミレも咲き始めました。
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外来種のセイヨウタンポポはそこら中で咲いており、ここでもタンポポを見たらそのほとんどはセイヨウタンポポですが、これは今では貴重な在来種のエゾタンポポ。
小清水原生花園でも少ないですがこのエゾタンポポが見られます。今日は天気も悪く、寒かったのでつぼみを閉じていました。
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ハマハタザオも一部咲き始めました。
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今日現在小清水原生花園で見られる花は以上の他、写真撮るの忘れましたが、ツルキジムシロという黄色い小さな花です。
エゾエンゴサク以外は何れも咲き始めたばかりで、見ごろは6月に入ってからになるでしょう。



小清水原生花園を代表する花の一つでもあるハマナスは現在こんな感じ。
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人気のあるクロユリはつぼみがちょこっと顔を見せました。
クロユリの見ごろは6月10日前後くらいかと思います。
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自宅からも近いですし、これからも適時このブログで小清水原生花園の状況をお知らせいたします。
 

白いサケの稚魚

2011/05/14 20:37
 
網走は昨日も今日も雨。
この春は本当にたまにしか晴れてくれません。

地元のローカルニュースでも話題になりましたが、5月2日に美幌町内を流れる網走川で行われた美幌博物館の魚類調査で、体の色素が無いアルビノと呼ばれる白いサケの稚魚が1匹見つかりました。
大変珍しい事です。
まず、普通のサケの稚魚はこんな姿です。(2008年3月29日の調査の際撮影)
080329博物館サケ稚魚02

2日の調査は私はガイドがあったため、参加できなかったので昨日(13日)美幌博物館に見に行ってみました。
残念な事に前日(12日)に死んでしまったとの事で標本にされていましたが、ちょっと出してもらって写真撮らせてもらいました。
アルビノは元々生命力が弱く、長く生きられないものが多いのです。
担当の学芸員さんはこれを見た時、一瞬よくペットとして売られているヒメダカか?と思ったそうです。
体長は3センチくらいですし、まさかそこにアルビノが居るとは思いませんからね。
110513アルビノ鮭稚魚


そして昨夜、学芸員さんのご好意で生前の写真を送って下さいましたので、改めてここで紹介させていただきます。
これが5月2日の魚類調査で見つかったアルビノのサケの稚魚、美幌博物館が撮影した写真です。
美幌博物館さん、お写真どうもありがとうございました。
110513アルビノ鮭稚魚生前-1のコピー
 

毎日寒いです

2011/05/12 19:47
 
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今日の網走の最低気温は1度、最高気温は12度でした。
毎日寒い日が続いています。
GWも過ぎたし、もうすこし暖かくなってもいいのですが。

写真は今日お昼頃の北浜、濤沸湖畔から見た斜里岳です。
今日のように天気が良い日は残雪模様の斜里岳や知床連山がとても綺麗です。
しかしこの春はこのような晴天がなかなか続きません。
農家の方々も困っていることでしょう。

明日は雨で最高気温は6度とか。
そろそろ網走でのエゾヤマザクラの開花が発表されてもいいのですが、今日現在開花宣言はありません。




8日の夜、美幌博物館のヘイケボタル幼虫調査に行ってきました。
ホタルは幼虫も夜行性。この日は200mくらいの区間を3人でカウント、120匹の幼虫が確認されました。
ヘイケボタルは北海道から九州まで分布しており、道南や本州以南は1年ほどで成虫になりますが、気温の低い道東、道北では2年以上かかります。
終齢幼虫は通常6月くらいにサナギになりますが、この地域のヘイケボタルは面白い事に、サナギになる頃に気温が例年より低過ぎると、サナギになるのを見送り、もう1年待つのだそうです。
九州まで分布しているヘイケボタル、同じヘイケボタルでも地域によって生態が違うのです。
光り方も違うのですよ。

網走や美幌では7月に入ってから成虫を見ることが出来ます。
昨年は暑かったのでいつもより早めに、またその数も多く見ることが出来ました。
今年はどうでしょう。
幼虫は足がたくさんあるように見えますが、これは気管と呼ばれるもので、水中で酸素を取り入れるものです。
昆虫ですから足は6本です。
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この日の調査ではコオイムシも何匹か見ることが出来ました。
カマキリのような前脚でオタマジャクシや小魚などを捕らえ、体液を吸います。
ちなみに北海道にカマキリは居ません。居たとしたらそれは人為的に持ち込まれた外来種になります。
まもなくメスはオスの背中に卵を産み付け、卵を背負ったオスの姿が見られるでしょう。
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小清水原生花園

2011/05/02 22:13
 
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今日の網走は強い風に雪が混じるとても寒い一日でした。
お昼頃に車の外気温計を見たらたったの3度。

夜になっても暴風と言っていいくらいの風と一緒に湿った雪が吹き付けています。
かなり湿った雪なので平野部では積もることは無いと思いますが。

そんな中、小清水原生花園に行ってみました。
昨日(1日)から釧網線の原生花園駅に列車が止まるようになりました。10月31日まで停車します。
今日現在小清水原生花園で咲いているのはエゾエンゴサクのみ。(下の写真)
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エゾエンゴサクはちょうど見頃で、園内各所で見られます。
今はまだこれだけですが、これから様々な花を楽しむことが出来ます。



そして今日のミズバショウ。
先ずは網走湖畔の呼人の群生地。ここはピークを過ぎ、葉がだいぶ大きくなってきました。
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濤沸湖畔北浜付近。ここは今がちょうどピークかな。
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プロフィール

金指 功(かなざし いさお)

  • Author:金指 功(かなざし いさお)
  • 2004年に埼玉県からウトロのホテル勤務を経て網走に移住。
    2007年2月から網走自然ガイド「オホーツク遊楽倶楽部」として網走の自然の魅力を伝えてきました。
    そして2013年、オホーツク遊楽倶楽部は網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」に生まれ変わり、新たな出発をしました。

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