オホーツクだより

網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」オーナーブログ

現在の小清水原生花園

2010/07/22 19:44
 
小清水原生花園ではエゾキスゲやエゾスカシユリはほぼ終了。ハマナスは9月まで花を付けますが、その数は少なくなり、原生花園全体的には地味な草原といった印象になってきました。

大きく派手な花は少なくなりましたが、それでも今が見頃の花、これから咲いてくる花、まだいろんな花を見る事ができます。
今日はそんな花を紹介します。


ハマフウロは見頃です。
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地味な花ですが、園内あちこちで見られるマルバトウキ
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ユリの花が終わる頃に咲き出すエゾカワラナデシコ
見頃を迎えてきました。来週あたりがピークかな。
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ナミキソウ
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ヒロハクサフジ。これからもっと花の数が増えてきます。
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数日前から咲き始めたキタノコギリソウ。
来月には園内中に咲き乱れるでしょう。
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美幌博物館の特別展が始まります

2010/07/14 21:48
 
特別展ポスター
先週から暑さは一段落、それどころか曇りや雨の日が多く、夜はストーブを点ける日もありました。

この春、「ザリガニの暮らし」展が開催された美幌博物館で、今度の日曜日(18日)からまた特別展が始まります。
今回は「魚(うお)っと!魚々(ぎょぎょ)っと!大公開!! 美幌川に暮らす魚たち」と題した魚をテーマにしたもので、アメマス、ヒブナや絶滅危惧種のカワシンジュガイなどの貴重な標本や剥製の他、ジオラマなどで美幌川の魚を楽しく分かりやすく解説し、10月31日まで開催されます。

先月から展示物の製作など、準備作業が始まり、私もガイドの無い日や終わった後などに作業に参加してきました。
何人かの学芸協力員さんと共に今回の作業で私が作った主なものは羊毛を固めたフエルトで作ったお魚さんです。


最初はデフォルメして可愛らしく作ろうという事で作ったのがこの3匹。
上から順にヤマメ、アメマス、そして真っ赤な婚姻色のイトウ。
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そして次に私が作る事にしたのはサケ。
担当の学芸員さんからは「サケはオスとメスを作ります」とのこと。
ってことはオスとメスとの違いが分かるようにしなければならないということで、上の3匹のように丸く可愛らしく作るだけではその違いを表現する事は難しい・・・。
川に遡上する頃のサケの、特にオスはあの尖がった厳しい口をどうしても表現したい。
そんなわけで上の3匹よりもちょっとリアルさを意識して作る事になり、口の部分は別に作って胴体とつなげる事にしました。

私自身このような物を作るのは素人ですし、フエルトは丸く作る分にはいいのですが、細かい部分の整形は大変難しく、それでも何とかオスを先に作りました。
そして次にメスを作ったのですが、これについては製作経過の写真を撮りましたのでご覧下さい。


先ずは何色か用意された羊毛から自分のイメージに近い色を選びます。
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そしてそれを小さなプラスチックカプセル(ガチャガチャのもの)に入れ、ぬるま湯とほんの僅かの洗剤を入れてカプセルの蓋をしてしばらく振ります。
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しばらく振るとこんなふうに中の羊毛が丸い塊になります。
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そしてその塊を整形していきます。これは口の部分を作っているところで、手芸屋さんなどで売っている専用の特殊な針を抜き差しします。針にはちょっとした細工がしてあって、これで繊維同士を絡めていき、固まってきます。
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口と胴体です。これをまたその針を使って繊維を絡めてつなぎ合わせ、一体となるようにします。
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胴体と口が繋がりました。そして腹部の白さを表現するために白い羊毛を針で貼り付けます。
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川に遡上したメスの婚姻色の特徴でもある黒い線などを貼り付けます。
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川に遡上したサケ(オスメス共)の婚姻色でブナ毛と呼ばれる赤い模様を貼り付け、別に作っておいた尾びれを繋ぎ合わせます。
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そして背びれ、胸びれなど、小さなひれを羊毛を針で絡ませながら作りますが、これが思うような大きさ、形にならず、何度も作り直し。
フエルトの加工はホント難しい。それでも悪戦苦闘しながら何とか各ひれを作りました。
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そして小さな各ひれを繋ぎ合わせ、魚の形になりました。
目の部分に白目となる白い羊毛を丸く貼り付けます。ここまで接着剤は全く使っていません。全て特殊な針を根気強く抜き差しして繊維を絡ませたものです。
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最後、目の部分に黒いビーズを接着剤で貼り付けます。接着剤を使ったのはここだけでした。
これで♀サケの完成です。
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先に作ったオスと並べてみました。
なにぶん素人なので不恰好ですが、それでも口の部分や、背びれの後ろに付いてるあぶらびれの大きさの違い、尾びれの端が、オスはくの字形になっているのに対してメスは直線に近い形になっているなど、オスとメスの違いは何とか表現できたつもりです。
不器用な自分としてはこれでもかなり頑張って作ったと思いますので、皆さん褒めてください(笑)
なお、ここではメスの方を小さく作りましたが、実物は大きさに結構個体差がありますのでこの限りではありません。
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これらのフエルトで作った魚はこのジオラマに配置されます。
このジオラマは「落差工」と呼ばれるダムに似た物や、コンクリートによる護岸などで魚たちが住み難くなってしまった様子を表現しています。
このジオラマも、製作を担当した方がかなりこだわりを持って熱心に作った力作ですよ。
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そしてこれは昨年捕獲された69センチもあるアメマスの剥製です。
学芸員さんの話では6歳くらいとのこと。
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10月31日まで開催されますので、地元の方も観光の方もぜひ美幌博物館へ見に行ってくださいね。


 

ジャガイモの花

2010/07/09 19:13
 
100707嘉多山1
7月に入ってから曇りの日が多く、涼しい日が続いています。

この時期の風物詩、ジャガイモの花が広大な畑に彩を添えています。
ジャガイモは普段私たちが食べる品種以外にも実に多くの種類があるようです。


ヘイケボタルは徐々にその数が増えてきました。
 

ホタルが出始めました

2010/07/02 21:41
 
つい先ほど北浜の濤沸湖畔でこの夏初めてヘイケボタルの成虫を見る事ができました。
いつもより10日以上早いのではと思います。
やはり6月以降の暑さの影響でしょう。
まだ出始めなので、はっきり確認できたのは10匹ほどです。

昨年の夏は寒い日が多く、通常最も成虫の数が多くなる7月下旬頃でも濤沸湖畔では10匹程度しか見られなかったので、今のところ暑い日が多いこの夏は楽しみです。

一般にはホタルは一晩中光っているものと思われている人が多いと思いますが、実はほとんどの場合日没から20~30分位してから光り始め、その後30~40分くらいしか光らないのです。そしてその中でもピークは10分程度。
最盛期に観察していると、ぽつぽつと光り始め、やがて周りを乱舞し、幻想的な光景に包まれますが、それも数分から10分くらい過ぎるとみるみるうちにその光が減っていき、やがてその光は数える程度になり、元の闇に戻ります。

昨年は気温が低過ぎてそんな光景を見る事はできませんでしたが、この夏はどうでしょう。
ホタルが発光しながら出てくるには20時ごろの気温が15度以上あった方が良いのですが、今夜20時の気温は22度ありました。

なお、夜のホタルを撮影するのはけっこう難しく、残念ながら今夜のホタルの写真はありません。
今年こそはなんとか撮影したいな~。
 

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プロフィール

金指 功(かなざし いさお)

  • Author:金指 功(かなざし いさお)
  • 2004年に埼玉県からウトロのホテル勤務を経て網走に移住。
    2007年2月から網走自然ガイド「オホーツク遊楽倶楽部」として網走の自然の魅力を伝えてきました。
    そして2013年、オホーツク遊楽倶楽部は網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」に生まれ変わり、新たな出発をしました。

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