オホーツクだより

網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」オーナーブログ

地元小学生の自然観察学習

2009/08/28 22:09
 
090827自然教室
5月に網走市街地から濤沸湖畔の北浜に転居し、北浜の住民として湖畔や海岸の清掃、お祭りの準備作業など、地域活動にも参加していますが、昨日(28日)は濤沸湖畔で地元北浜の白鳥台小学校の自然観察学習が行われ、網走のガイド仲間2人と共に私もボランティアで講師を務めさせていただきました。

今回の自然観察学習の対象となった子ども達は5年生と6年生合わせて20人。
子ども達は最初に湖畔の湿地を流れる小さな川でそこに棲むドブ貝やスジエビなどの小動物を観察した後、白鳥公園に移動して野鳥観察。
この時は大スターのオジロワシ、タンチョウは残念ながら現れてくれませんでしたが、それでも子ども達は一生懸命フィールドスコープを覗きながらアオサギやマガモなどを観察していました。

野鳥観察の後は白鳥公園の観察舎の中で、濤沸湖畔で主に7月下旬から8月中旬にかけて見られるヘイケボタルについて私の方からお話させてもらいました。


地元の子ども達が地元の自然について学ぶのは大変意義のある事だと思っていましたので、そのお手伝いをするお話を頂いた時はとてもやりがいがあると感じましたし、準備にも熱が入りました。
今回は午前中の2時間弱という時間でしたが、もっと子ども達に伝えていきたいという思いもあります。また機会もあるようですし、子ども達には自分達の地元の自然の素晴らしさを、楽しみながらもっと知ってもらえたらと思っています。
 

ウチダザリガニ

2009/08/23 19:38
 
090822-1.jpg
昨年からこのブログでも何度かお伝えしてきた特定外来生物「ウチダザリガニ」
今年も昨年から引き続き、美幌博物館による駆除調査作業が行われており、私も時間があるときは作業に参加しています。

先週日曜日(16日)にも駆除調査に行ってきましたが、この日は農大の学生達も含め、12人で、午前と午後合わせて捕獲した数はなんと987匹!最大個体は体長103ミリでした。上の写真はその時のものです。
昨年5月に網走川水系で初めて公式に確認し、環境省の許可を得て駆除調査を始めたのが昨年の8月。ちょうど1年になりますが、ここまでの累計数は6618匹になったそうです。

絶滅危惧種でもあるニホンザリガニと競合するなど、在来の生態系に影響を与えるため、これ以上増殖するのを防ごうと、駆除していますが、美幌博物館では捕獲したウチダザリガニを有効活用する試みとして、ウチダザリガニを肥料にする実験をしています。
これは昨年から捕獲し、冷凍保存してきたウチダザリガニを粉砕し、おから、米ぬか、籾殻と混ぜ合わせ、発酵させて土に混ぜ、そこにミニトマト、ハツカダイコン、アサガオを植えて、それぞれザリガニを混ぜたものとザリガニを入れてないものとを比較するというものです。
そして先日聞いた話ではミニトマトはザリガニの有無による違いはあまり無かったそうですが、ハツカダイコンはザリガニを入れたものがザリガニ無しのものより2倍の重さがあったそうです。

作物によってザリガニ肥料の効果は違うようですが、引き続き実験を続けていくとのことでした。


美幌博物館でウチダザリガニ駆除調査を始めてちょうど1年ということで、茨城県つくば市にある国立環境研究所から専門の講師の方をお招きし、今月30日に「特定外来生物ウチダザリガニの現状と将来」と題したザリガニフォーラムが開催されます。
既に申し込みは締め切られましたが、大きな反響があったそうです。
このザリガニフォーラムでは、午前中は館内で講演、意見交換が行われ、午後はこれまで私達が駆除調査を行ってきた現場に行き、一般参加者の方々に実際のフィールドでのウチダザリガニを見ていただきます。
もちろん私も博物館スタッフとしてお手伝いします。



そういえばこの1年、ザリガニといえばウチダザリガニばかりでニホンザリガニとはご無沙汰だな~と思っていたんですが、先日所用で外出した時についでに寄ってみた川で久々にニホンザリガニと会いました。下の写真がそうですが、この1年ウチダザリガニばかり見てきた私にとっては見るからに穏やかなその姿にちょっと癒されました。
この2匹はいずれも体長4センチ程度の小さな個体ですが、手前の色は大変希少なものです。
奥の通常色の個体とともに水温管理に気を付けながら美幌博物館に持って行き、寄贈しました。現在1階ホールの水槽で公開展示しています。
090822-2.jpg

 

カラフトマス遡上始まりました

2009/08/10 20:01
 
090810網走湖
先週から網走もようやく夏らしい天気が続くようになりました。
今日の網走の気温は最低気温18.6度、最高気温23度でしたが、日なたでの体感温度は30度くらいに感じるくらい、日差しは夏らしい厳しいものでした。
写真は今日の網走湖です。

先週はテレビ撮影のお手伝いをしていましたが、ちょうどその撮影の初日から夏らしい好天が続き、撮影には好都合だったものの、日陰が全く無い場所での撮影だったため、かなり日焼けしてしまいました。人と会うたびに「また一段と焼けたね~」と言われます。
今回の番組は9月にまた撮影し、10月に放送予定ですので、放送日が近くなったらまたこのブログでもご案内しますのでお楽しみに。



090810二つ岩6
網走の川でサケの仲間カラフトマスの遡上が始まりました。
今月に入ってから話では聞いていましたが、自分の目で確認したのは今日が初めてです。
この写真のカラフトマスは体の中央部から後ろが白く傷付いていますが、既に産卵床を掘ったのでしょう。

090810西小裏2
市内を流れる網走川ではこのカラフトマスやサケを捕獲するためのウライの設置作業が、ちょうど始まったところでした。





 

エゾニュウ

2009/08/02 17:12
 
エゾニュウ1

エゾニュウ2

網走では相変わらず気温が低く、芳しくない天気が続いています。
たまに青空が出てきてもそれが1日ももちません。
今日も最高気温は20度に届きませんでした。

この写真は7月30日に撮影したものですが、「エゾニュウ」というセリ科の巨大な植物です。
この時期網走周辺でも所々で見られますが、この日、能取湖周辺を車で走っていたら道端にひと際立派なエゾニュウが咲いているのを見つけました。
今まで私が見た中では一番大きなエゾニュウです。
最大で高さ3mにもなるそうですが、これも私の目測で根元から2m70~80cmくらいでした。
周りには他にもいくつかのエゾニュウが咲いてましたが、この写真のものが抜きん出て大きかったです。すごい迫力でしたよ~!

エゾニュウ3
エゾオオマルハナバチなどが花に集まっていました。
大きな花に見えますが、実際には多くの複散形花序というものそれぞれに小さな花が無数についたものです。他にもエゾノシシウドやエゾノヨロイグサなど、セリ科の植物にはこのような形の花が多いです。
 

  HOME  

プロフィール

金指 功(かなざし いさお)

  • Author:金指 功(かなざし いさお)
  • 2004年に埼玉県からウトロのホテル勤務を経て網走に移住。
    2007年2月から網走自然ガイド「オホーツク遊楽倶楽部」として網走の自然の魅力を伝えてきました。
    そして2013年、オホーツク遊楽倶楽部は網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」に生まれ変わり、新たな出発をしました。

最近の記事

リンク

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

FC2Ad