オホーツクだより

網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」オーナーブログ

8月23日 ウチダザリガニ

2008/08/23 22:09
 
080823ウチダザリガニ
いや~寒い寒い!今日の網走の最低気温は11.2度、最高気温は17.9度。
いくら北海道とはいえ、まだ8月、ちょっと寒すぎます。

今日は学芸協力員としてお手伝いしている美幌博物館のウチダザリガニ防除調査に行ってきました。
ウチダザリガニは1930年にアメリカから食用として摩周湖に移入された外来種です。
その後道東を中心に各地で定着、野生化しました。そして日本の唯一の在来のザリガニで、現在は東北北部と北海道に棲息するのみとなり、絶滅危惧種であるニホンザリガニと競合し、そのニホンザリガニを駆逐してしまうなど、問題となっており、現在では外来生物法に基づく特定外来生物に指定されています。

美幌博物館では以前から定期的にニホンザリガニの調査を行っており、今年の5月にも美幌町内の網走川のある支流でニホンザリガニの調査を行ったのですが、この時ウチダザリガニが見つかりました。網走川水系では初めての発見となり、私達は衝撃を受けました。
その後ウチダザリガニの生息域がどの程度まで拡がっているのか調査を重ね、まだ限定された区域であることが分かり、関係機関の許可を得て今月17日に1回目の防除調査を行いました。
17日の調査には私は行けませんでしたが、この時は500匹ほどが捕獲され、初めて網走川水系でウチダザリガニが確認された事を公式に発表、新聞の地方版で報道されました。
そして今日は17日の調査箇所に繋げたやや上流部300~400mほどを10人で調査したところ、大小合わせて1000匹を超えるウチダザリガニが捕獲されました。捕獲したもの全てを体長、体重を測り、雌雄を確認、記録しました。
それにしても大変な数だと思います。

近年、ブラックバスなどの外来種が問題となっています。本来そこに居なかった生物が人為的に持ち込まれ、定着すると在来の生物が駆逐され、そこの生態系を狂わせてしまいます。
一見人間には実害が無いように思える場合でも、生態系の破壊は静かに進み、それが目に見えるようになった時には既に手遅れということにもなります。安易な考えで外来種を持ち込み、またそれを野に放った場合、取り返しのつかない事になると言う事を改めて考えなければと思います。
 

8月14日 夏休み

2008/08/14 21:08
 
080812空港004
夏休みのシーズンとなり、先月下旬から網走・知床を訪れる観光のお客様も多くなりましたが、今週はお盆休みということで更に多くの人で賑わっています。

上の写真は東京からの飛行機が女満別空港に着陸するところです。(12日撮影)
機内は都会の喧騒から逃れてオホーツクの自然の中で過ごす休暇を楽しみにした人々で満席だったことでしょう。


080814湖畔キャンプ場
網走湖畔のキャンプ場も賑わっています。


080812遠音別マス
知床の川ではカラフトマスの遡上が始まりました。
 

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プロフィール

金指 功(かなざし いさお)

  • Author:金指 功(かなざし いさお)
  • 2004年に埼玉県からウトロのホテル勤務を経て網走に移住。
    2007年2月から網走自然ガイド「オホーツク遊楽倶楽部」として網走の自然の魅力を伝えてきました。
    そして2013年、オホーツク遊楽倶楽部は網走自然ガイド&旅人の宿「わしのとまり木」に生まれ変わり、新たな出発をしました。

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