8月29日 松浦武四郎展準備中
2007.08.30(Thu)
昨年から近隣の美幌町の美幌博物館で学芸協力員として自然関係の調査や行事などのお手伝いをさせてもらってますが、その美幌博物館で9月2日から10月26日まで、「北海道を探検した男 松浦武四郎 〜未知への憧れ・挑戦〜」と題した特別展が開かれます。松浦武四郎(1818年〜1888年)は幕末から明治時代にかけて活躍した探険家で、それまで蝦夷地と呼ばれていたこの北の大地、北海道の名付け親でもあります。
今回のこの特別展は様々な資料展示以外に、松浦武四郎が美幌を訪れた時の様子をジオラマにして展示するという事で、先月初めからその製作に取り掛かりました。
僕は他の学芸協力員の皆さんと共に主にジオラマの中に配置するアイヌの人々や松浦武四郎の人形作りをしましたが、これは市販のプラモデルの武士を切ったり削ったりパテで整形したりしながら、それぞれのシーンに合ったポーズのアイヌ人達に仕立てるというもので、最初はどう加工していいか分からず、途方にくれましたが、皆で試行錯誤しながら知恵を出し合い、何とか数十体もの人形を作り終えました。

今月途中からは情景担当の人がそれぞれのシーンのジオラマの製作に取り掛かり、出来上がったものから人形を配置、何とか形になってきました。

他にも大きな地図に、発光ダイオードを埋め込み、ボタンを押して武四郎の足跡を点灯させる仕掛けを作ったりと、皆さん自分の時間がある時に博物館に集まり、いろんな展示物を作ってきました。
今週は開催を前に追い込み作業、連日夜8時過ぎまで頑張ってます。
昨日と今日は北海道新聞の記者の方が準備作業の取材に来てました。
ジオラマ作りなどは皆素人で、最初はどうなる事かと思いましたが、皆で協力し合った甲斐があり、自分で言うのもなんですが、素人にしてはなかなか良く出来たのではと思っています。

美幌博物館は女満別空港から車で15分くらい、JR美幌駅からは車で5分くらいの所なので、観光で来られる方も是非立ち寄って頂ければと思います。
常設展示は入場料金300円(高校生以下は無料)ですが、武四郎展のみの場合は大人も無料です。
8月27日 ツチクジラ解体
2007.08.28(Tue)

上の写真は昨夜網走港に水揚げされたツチクジラという体長10m前後の歯クジラです。
知らない人も多いかもしれませんが、かつて網走は和歌山県太地町、千葉県和田町、宮城県牡鹿町鮎川と並ぶ沿岸捕鯨の4大基地のひとつでもありました。
ご存知の通り、世界的な捕鯨禁止の流れの中で現在は昔のような捕鯨は出来なくなりましたが、網走では毎年この時期、調査捕鯨として農林水産大臣から許可を得た上でIWCの規制対象外となっているツチクジラの漁が行われています。
網走では現在捕鯨が出来る会社が2社ありますが、今年も8月20日から9月5日までの漁期で4頭の捕獲枠を得て本州の会社と共同操業で捕鯨が行われています。
24日に羅臼沖で今年の1頭目が捕獲され、25日午前2時から解体されましたが、この1頭目はたまたま同じ羅臼沖の海域でホエールウオッチングをしていた観光船の目の前での捕獲となり、それがニュースになって物議を呼んだようです。
昨夜(26日)は大河ドラマを見ながら飲もうとしたビールを開ける直前に北見の、魚類関係に詳しい友人から電話があり、「21時から2頭目のクジラの水揚げ解体があると情報があった。お前はすぐ近くなんだから見に行って来い」と言われ、貴重なシーンを見れるいい機会だと思い、港へ行ってきました。
以下、解体の様子を撮影したものですが、10人くらいの作業員の人達がなぎなたのような、ものすごく良く切れる刃物を使い、見事な太刀捌きで2時間も掛からずに終えました。
今では年に1回、この時期に数頭しかクジラを解体する事は出来ませんが、これも一つの職人技、貴重な文化だと改めて感じました。
(以下の写真には内臓の一部や切断された頭部が写っているものもあります。そのようなものが苦手な方はご注意下さい)






網走で商業捕鯨が始まったのは1915年(大正4年)からでした。
その後、1960年代までは大型のナガスクジラやザトウクジラなどが捕れており、その頃の大型クジラを解体していた場所には記念碑が建っています。

現在の解体場所は下の写真です。解体場の奥に設置されているウインチを使い、写真に写ってるスロープからクジラを引きずり上げます。

いつ頃まで使われた船かはまだ調べていないので分かりませんが、市内中心部を流れる網走川の河口近くに古い捕鯨船が置いてあります。
網走がかつて捕鯨の町だった事を伝える物の一つです。

8月21日 心地よい暑さ
2007.08.21(Tue)

先週後半はそれまでの暑さが嘘のように最高気温が20℃を切ったりしましたが、今週からまた暑さが戻ってきました。
今日の網走の最高気温は27.4℃。明日は30℃と予報が出てますが、この暑さは今月15日までの暑さとはまるで違い、湿気があまり無い爽やかな暑さです。
木陰に入るとこれまた気持ちいい涼しさで、汗がすっと引いていきます。
今月前半の暑さは湿気が多く、東京の暑さに近い感じで参りました。
実際、午後には積乱雲が出て雷を伴った夕立も何度かありましたしね。
夜になって、まだ気温はやや高いものの、窓から気持ちいい風が入ってきます。
残暑はもう少し続くようですが、オホーツクはもう秋へと季節が移りつつあります。
8月15日 終戦記念日
2007.08.15(Wed)
今日の網走の最高気温は34度!今年の最高気温更新でした。夏でも冷涼な根釧地方でも釧路30度、根室32度とか。
予報では明日は一転、最高気温19度とのことなのでこの暑さから開放されそうです。

今日は終戦記念日。上の写真、何だか分かりますか?
トーチカです。トーチカとはロシア語で「点・地点」を意味しますが、コンクリート製の小さな防衛陣地です。
このトーチカが網走でも8箇所確認されています。
網走のトーチカは1943年から作られましたが、当時の日本軍は、アリューシャン列島のアッツ島を制圧した米軍は千島列島に沿いに南下、知床岬方面から攻めて来ると考えていたのではと言われています。
この写真は藻琴川近くの海岸にあるものですが、国道244号とJR釧網線が並走している所で、網走から斜里に向かうと、列車からも車からも藻琴川を渡ってまもなく左側に見えます。
8箇所ある中ではここが一番見やすいのではと思います。
先日図書館でこの件について調べていたら、ウチのすぐ近所にも2箇所ある事が分かり、早速見に行きましたが、草木に覆われた中にコンクリートの塊らしきものが見えたものの、はっきり確認する事はできませんでした。
雪が降り始める頃にまた見てみたいと思っています。

そしてこの写真、「網走空襲の碑」です。
網走市民以外にはあまり知られていないと思いますが、終戦の1ヶ月前、網走に空襲がありました。
1945年7月15日午前10時頃、知床方向から4機の米軍機が襲来、空襲が始まり、15名の方が亡くなりました。
この「空襲の碑」は現在の網走小学校裏の防空壕跡にありますが、ここでは6名の方が亡くなりました。
当時、網走、清里、常呂の農家から召集された17〜18歳の青年達が米軍の上陸に備えてここで訓練していましたが、空襲警報によって校舎裏の防空壕に避難したものの、校舎を狙って逸れたロケット弾が防空壕直近の樹木に当たって爆発、6名の若い命が失われたのです。
他には、台町の防空監視哨に勤務していた1名の方が機銃掃射により亡くなりました。
網走沖では操業していた漁船が機銃掃射を受け、5名の方が亡くなりました。
網走から斜里に向かっていた釧網線の列車が北浜駅を発車して数分後、原生花園にさしかかったあたりで機銃掃射を受け、乗客の1歳のあかちゃんが亡くなりました。
釧網線の古樋(フレトイ)駅(現在の浜小清水駅)が機銃掃射で攻撃され、助役として勤務していた25歳の方が亡くなりました。
網走空襲ではこの14名の方が亡くなったとされ、氏名も確認されていますが、他にも常呂で漁船員1名の方がこの空襲の際に機銃掃射で亡くなっています。この方は未だに身元が確認されていないそうですが、この方も入れて、網走空襲の死者は15名とするべきという説もあります。
旅行で訪れる方々の多くは北海道と太平洋戦争というものは北方領土問題を除くと、あまりイメージ的に結びつかないのではないでしょうか。
しかし終戦1ヶ月前の7月14〜15日は網走以外にも北海道各地に空襲があったそうです。
重い話になりましたが、終戦記念日と言う事で太平洋戦争と網走について最近調べた事などを書いてみました。
8月13日 市内に残雪???
2007.08.13(Mon)

全国各地で猛暑が続いてますが、先月までは気温の低い日が多かった網走も今月に入ってからは蒸し暑い日が続いてます。
連日30度前後まで上がっていますが、気温だけでなく、湿度が高い日も多いので参ります。
夏休みということもあり、多くの観光客の方々が訪れていますが、この時期に来られる多くの皆さんが異句同音におっしゃられるのが「せっかく北海道に来たのにこんなに暑いとは・・・」という言葉。
でもこっちも暑い時は暑いのです。まあ、本当に暑いのは2〜3週間くらいですけどね。
ところで上の写真、この暑さの中、なんと網走市内の残雪です!
なんて、実はここは冬に市内の除雪をした時の雪捨て場なのです。

冬はここに山のように積み上げられるのですが、今頃まで泥まみれになりながらも残っています。
もう全部融けたかなと思って見に行ってみましたが、ほんのちょっぴり残っていました。
触ってみるとがちがちに固まっています。

間もなく完全に融けて消えると思います。
知床横断道路を走ると、知床峠付近でまだ僅かに残った雪渓を見る事ができますが、それも今月中には消滅すると思います。
先日知床の川でのカラフトマス遡上をお伝えしましたが、網走周辺の川でも遡上が始まっていました。

8月6日 カラフトマス遡上始まりました
2007.08.07(Tue)

知床の一部の川ではカラフトマスの遡上が始まりました。
例年だと大体8月中〜下旬くらいから始まりますが、今年は夏になっても涼しい日が多く、人一倍暑さが苦手な私でも扇風機を使ったのは今月1日と2日の2回だけ。そんな状況なので、多分海水温も低く、遡上が早く始まったのではと思います。
逆に沿岸の海水温が高いと遡上は遅れます。
この時期のカラフトマスはまだ魚体も美しく、元気一杯です。
オスは成熟すると背中が異様に盛り上がり、セッパリと呼ばれますが、まだ遡上が始まったばかりで、背の盛り上がりもまだこれからというような個体が多いようです。



携帯電話が水深1mまで耐えられる防水仕様なので、川岸から手を突っ込んで水中写真を撮ってみました(笑)


話し変わりますが、ウトロの中心部を流れるペレケ川になぜかオオハクチョウが1羽居ました。
濤沸湖には2年位前から翼を怪我して飛べなくなったオオハクチョウが真夏も留まっていますが、この白鳥はちょっと見た感じでは特に怪我をしてる様子は無いように思えます。
試しに近付いてみたら逃げるどころか、私を見ながら近寄ろうとしたので、冬にどこかの湖で人からの給餌を経験しているのではと思います。

8月2日 今年一番の暑さ→気温急降下
2007.08.02(Thu)
昨日、今日は暑かったなー。昨日の最高気温は26度、今日は正午の気温がなんと33度!
昨日、今年初めて扇風機のスイッチを入れました。
今日の33度は今年一番の暑さです。
じっとしていても汗が吹き出る暑さに参っていましたが、午後になって急に空気が冷たくなってきました。
こんなに急な気温の下がり方も珍しいと思い、気象台のHPで観測データを見てみたら、14時に31.7度だったのが15時には20.6度でした。僅か1時間の間に11度も下がったんですね。これもちょっとびっくりです。
話変わりますが、明日から5日まで、知人が運営しているNPO法人主催の子供達の自然体験教室のお手伝いに行ってきます。
携帯電話も通じない場所なので、その間連絡が取れなくなります。予めご了承下さい。
| Home |



